スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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フレペ、まだ。
ココはフレペの滝。 先日やっと雪が降って、「凍ってるかな~?」とのぞきに行ったらまだシトシト水が流れていました。 凍るのはまだ先のようです。 遊歩道には雪が積もっています。 気温が下がるとガッチガチに…
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雪がきらめく
山の上に積もった雪に傾いてきた日が差し、ほのかなオレンジ色が綺麗です。 今日は積雪後、はじめての晴天に恵まれました。日中の気温もマイナス。きらきらとした世界が楽しめました。ただマイナスといえどもアスフ…
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冬の足音
先週末は暴風雨で、いったいいつになったらくるのだろうと心配していましたが、とうとう知床自然センターにも冬がやってきました。 昨晩から本日午前中にかけて降り積もった雪はわずか数センチぐらいですが、それだ…
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マガモ、かも。
ちょっと足をのばして、ココは濤沸湖。 カモです。マガモ。 ハクチョウでにぎわう湖で負けじと存在感があるのがこの子たち。 寒いのでしょう。 くちばしを羽毛に隠してじっとしています。 私もその毛に入って暖…
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オジロ、じろっ。
オジロワシのつがい。 海岸線のドライブ中に発見。 双眼鏡をのぞくと・・・ くちばしでお腹をワシャワシャしたり 目をキョロキョロさせたり 毛が風でなびいていたり 肉眼では見れない世界にちょっとウキウキ。…
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傷跡
昨夕から深夜にかけて、ウトロは強風・豪雨に見舞われ、殆どの世帯で停電になりました。 電化製品が使えなくなると、ストーブが稼働しない、風呂に入れない… あぁ、こんなにも電気に依存した生活をしているんだと…
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どんより
昨日の午後あたりから天気が崩れています。 今日は朝からねずみ色の空です。 ときどき強い風も吹き、 木がゆらゆらと揺れ、 隙間風がぴゅーぴゅーと鳴っています。 気温も10度前後まで上がり、この季節ですが…
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なんて素敵な
夕焼け色とはまさにこのこと。 お昼すぎにはもう日暮れか?今何時だっけ?といった感じに太陽が傾いてきます。 この季節は上空にオオワシなどの渡り鳥も見られることもあるので、どの時間帯でも海岸線のドライブは…
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しばしの別れ
晩秋の知床。 今日の11時で、知床五湖へと通じる道路のゲートが閉ざされました。 来年の4月下旬ころまで、冬期の閉鎖です。 しばらくの間お別れをすることになる知床五湖を歩いてきました。 今年は暖かいのか…
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10月5日にご紹介したドングリの山が…
1ヶ月後には完全崩壊していました。 ミズナラの実はきれいに無くなっており 小枝とドングリの傘が散乱するのみ。 この辺りのエゾシカ・エゾリス…にしてみたら、最高のご馳走が目の前に山積みされていたわけです…
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雪、雪、雪。。。
テッ、テッ、テッ、テッ、テッ。 小さなイタチの仲間の足跡でしょうか。 しっぽの跡がくっきり。 かわいい♪ ここは知床自然センターの周り・・・ じゃ~ありません。 羅臼岳の中腹あたりです。 平野部の雪は…
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人影疎らな遊歩道わきで
午後の陽ざしを浴びて 気持ち良さそうにまどろむエゾシカ。 静かに目を閉じながら 微動だにせず… 木立の中で瞑想しているようにも見えました。 こんな温かい午後には 繁殖だとか、採食だとか、冬支度だとか……
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陽が沈む頃
6時過ぎに昇った太陽が、16時前には沈むようになりました。日ごとに一日が刻々と短くなっていくのを感じます。 陽が沈む方角は夕焼け色でも、上空は群青色をしていてそのグラデーションがとても見事な光景を創り…
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待ってましたぁ!
朝方降った雪が うっすらと積もり 秋まき小麦の畑が 雪化粧されていました。 いよいよ雪のシーズン到来ですね。 この時季を待ちきれない人も たくさんいると思います。 待ちきれないと言えば… 明日 11/…
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冬を間近に控えて
川べりでビロードモウズイカを見つけました。 枯れた‘夏の葉’の中には ビロード状に起毛した‘冬の葉’が しっかり準備されており… 寒い冬を前に、温かなコートに着替える 小さな植物がいることを知り ホッ…
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?霰・雹・霧・霞・霙?
この記事のタイトルは文字化けではありません すべて読むことができるでしょうか? ちなみに私は、霰と霙は いきなり出されたらきっと読めないし 書くことができるのは霧ぐらいでしょう。 今日のお昼過ぎに、突…
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楽しくて美味しい釣り
ウトロの港のサケ釣りの人の数も徐々に少なくなってきました。 晩秋から初冬はチカ(ワカサギに似た海水魚)やニシンが回遊してきます。簡単な仕掛けですぐに釣れるので友人や家族連れで楽しんでいる姿も見かけます…
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河口に集う鳥いろいろ
遡上するサケの数もピーク時よりは減ってきましたが、まだ河川の橋の上からもその姿を確認することはできます。 それとともに河口ではカモメの仲間などいくつかの鳥類の観察もできます。一口にカモメと言っても鳴き…
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漁火2010
今年もミッドナイト羅臼をファンタスティックに演出してくれる漁火が眩しい季節になりました。秋の夜長どころか白夜です。 イカ漁は好調のようで、100隻以上の船が羅臼の街を照らしてくれています(イカを集める…
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紅葉の終わり
最近、知床周辺の紅葉はもう終わりですか、とよく聞かれます。 知床五湖やフレペの滝の遊歩道のまわりの落葉広葉樹はもうほとんどが茶色くなったり、葉を落としてしまいました。 ただ、知床五湖へ行く途中のカラマ…
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アピールは口笛で
静にな知床の森の奥から、繫殖期をむかえたオスのエゾシカのラッティングコールと呼ばれる音がよくきこえるようになりました。 良く響き渡り、鳥の声かと聞き間違えるような澄んだ音色です。鳴き声だけでなく、この…
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シャチ漂着
昨日(30日)、春日町の海岸にメスのシャチが漂着しました。 発見された直後はかろうじて息があったようですが、現場に駆け付けた時には既に事切れていたようです。 今朝早くから、トラックやクレーンを駆使して…
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若き者たちの会話
ドングリ : 「ふぃ~ やっと芽(根)を出した。綺麗なツタウルシさん、初めまして。」 ツタウルシ : 「あら、生まれて初めてオシャレしたら、いきなり綺麗だなんて言われたわ。秋は恋の季節だって本当なのね…
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体感風速20メートル
知床峠を通り羅臼へ向かう横断道路が27、28日と日中も閉鎖。今日は開通していたので羅臼へ行ってきました。 標高が高くなるにつれて道路のふちには雪。太陽でとけた水が道路へ。気温が低くなる夜はやっぱりあぶ…
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衣替えの季節
昨日は最高気温が20℃まで上がり暖かな知床ウトロでしたが、今日は一転、朝からブルッと寒い一日となりました。 山地では昨夜から降っていた雨は雪に変わったようで、一度は溶けた知床連山に再び雪が積もりました…
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食欲の秋
食べてます。食べてます。バリバリ食べてます。 とんぼは肉食だ、ということを思い出させるワンシーンです。 秋のとんぼと言えば、真っ赤な赤とんぼ「アキアカネ」などが有名ですが、これも実はその仲間でアカネと…
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着々と変わる秋の景色
知床連山の頂上付近の雪がつくる麓の紅葉や山の木々とのコントラストが美しい今日この頃です。 傾くのが早くなってきた日差しと、はらはらと落ち葉を舞わせる風が、さらに秋らしい風景を演出します。 知床峠など標…
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知床の川に珍客来る
本日、知床の川に潜りました。 河口から600mほど上流、産卵を終えて尾ビレがぼろぼろになったカラフトマスの後方で、ベニザケ♂1匹を発見!(写真左の赤い魚) ベニザケの分布は択捉島より北で、あとは北海道…
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実っています
目に鮮やかな赤い紅葉の中に黒々と光る実が。 知床に棲む生き物たちの秋の味覚の1つ、「ヤマブドウ」が実りの時期を迎えています。 メインにサケ(イクラ付き)、デザートにヤマブドウ、食べ放題!なんて贅沢な……
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そっとしておいて
紅葉が最盛期を迎えているようです! そしてこちらも・・・・・ 写真の生物はスコットカメムシの群れです。 集団で越冬する性質があり、この時期に多くの人々を悩ませています。 自然センターでも、越冬場所を探…