スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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デカイの発見。
チンチンチン♪電車が通ります。遮断機閉鎖中。 オニヤンマでした。 川原に飛び交うオニヤンマ達、デカイデカイ。 日本のトンボの中では最大種。 メスを求めて飛び回るオスなのでしょうか。 成虫としての寿命は…
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飛ばされる~!
強風に幹をしならせながら、飛ばされまいと木が必死に耐えていました。 昨日から吹き始めた強風は、ビュービューと音をたてながら今朝もまだ吹き続けており、通勤途中の私の車をぐいぐい押してきました。 現在は雨…
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羅臼岳
朝、目覚めると快晴!急遽羅臼岳登山を思い立ち、岩尾別登山口に急ぎました。登ること3時間余りでやっと羅臼岳山頂に到着!山頂からは知床連山の峰々、国後島、知床五湖、羅臼湖がはっきり眺望できました。疲れが吹…
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エゾシカと知床連山
朝、フレペの滝を見にいってきました。 くっきりと雄姿を見せてくれた知床連山。 遊歩道脇では、我が子を見失ってしまったのか、メスジカがく~んく~んと鼻を鳴らしながら、さびしげに歩いていきました。 私のす…
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移り変わり。
さらさらヘアー。 チングルマの綿毛です。 一週間前には咲き乱れていた、知床連山縦走路のチングルマ。先日見に行ったら花びらは落ち、綿毛に早代わり。 高山での一週間は、目まぐるしく風景が変化してゆきます。…
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カムイワッカの滝 シャトルバス運行開始(9月20日まで)
湧き出た温泉が滝となって流れる『カムイワッカの滝』。ここへ皆様をお連れするシャトルバスの運行が今日から始まりました。 知床五湖からカムイワッカの滝までの道のりは、落石防止工事のために現在通行止めになっ…
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あ~びっくりした
砂利道を走行中、前を走る車が急ブレーキ!何かと思ったら、エゾリスがピューッっと道を横切っていきました。間一髪セーフ。 よかったぁ~ 横切ったエゾリス、そのまま道路際の木にすばやく登り、枝に留まり放心状…
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銀世界。
羅臼岳スキー場OPEN いや、羅臼岳登山道の「大沢の雪渓」です。 8月まで残る大沢の雪渓は、羅臼岳の難所のひとつ。 7月に入っていても、写真のように大きな雪渓が登山者を 待ち構えます。そして山頂付近も…
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高山植物、始めました。
いよいよ咲いています。 高山帯の花々です。 左上から時計回りに、エゾコザクラ・メアカンキンバイ・エゾノツガザクラ・キバナシャクナゲです。他にもたくさんの花々が咲いていますが、とても書ききれませんので省…
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侵入者発見。
「ヘンナヤツガキタゾ!」 ギンザンマシコです。 羅臼岳より三峰方面へ向かっている途中、ギンザンマシコに監視されました。 付近にはまったく人がおらず、ギンザンマシコの方が圧倒的に多く、数で負けました。。…
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鬱蒼とした原生林の中へ
初夏の知床の原生林へと足を踏み入れると、そこは鬱蒼としたシダ類が林床を埋め尽くす若緑色の世界。 昨夜からずっと降り続いた雨は原生林を潤しました。 雨が降ってこそ、しっとりと濡れた原生林はいいものです。…
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羅臼湖
今日で晴天3日目!羅臼湖登山道の状況を確認してきました。途中クロジ、ルリビタキ、ビンズイ、ウソなど本州では亜高山帯に行かなければあえない鳥たちの囀りを聞くことが出来ました。登山道は思ったほどぬかるみ・…
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定員オーバー
もうちょっと詰めてください! ハクセキレイのヒナです。 5羽です。すし詰めです。 1ヶ月前にタマゴ入りの巣を発見し、そろそろかと思い覗いて見るとアララ、だいぶ育ってます。 手元、いや口元まで運ばれてく…
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見つけた。
挟まないでください。 ミヤマクワガタです。 朝からお宝発見です。 自然センター周辺では結構見られます。。。が、 鳥に食べられ頭だけだとか足だけの無残な姿 がほとんどです。 五体満足でしかも大型、これは…
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ツルアジサイ
夏色の森の緑の中に、白い花がたくさん咲いているのを見つけました。ユキノシタ科のつる性植物、ツルアジサイです。 木にまとわりつき、我が物顔で花を咲かせるツルアジサイ、清楚な姿の中にもしたたかさを秘めてい…
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羅臼岳山開き
いよいよシーズン。羅臼岳の山開きです。 本日の早朝、山開きの安全祈願が執り行われました。知床に携わる関係各所からの参加者により、登山の事故がおこらぬよう祈願されました。 あいにく当日の天候は雨。羅臼岳…
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フレペの滝遊歩道上で
みなさんが歩く遊歩道、実は人だけでなく動物も歩いています。今日はエゾシカの親子が歩いていました。こちらの存在に気づいているものの、母ジカは子鹿を連れてどんどん向かってきます。 遊歩道は1本道。ここは動…
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涼しい知床峠
本日13:00頃の知床峠です。 自然センターからは雲で覆われて一部しか見えなかった羅臼岳ですが、標高の高い知床峠展望台からは鮮やかな緑の山肌を見せてくれました。 知床峠へ向かう道の途中にはまだ融けずに…
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キノコの子
どんどん生まれてくるキノコの子達。 タモギタケです。 初夏の森の中、倒木などに鮮やかな黄色が点在します。なかにはスーパーBIGなタモギタケもあり、とても美味しそう。 じきにヒグマに食べられてしまうこと…
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ツタウルシにご注意!
赤い縁取りのある三つ葉のかわいい葉っぱ。 ツタウルシです。 見た目はかわいいのですが、ウルシ科の植物ですので、触れるとしっかりかぶれます。その威力はウルシの中でもかなり強いよう。肌の弱い方は空気感染す…
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すくすくと
エゾシカのベビー達がすくすくと成長しています。早く生まれた仔ジカは、少し頼りないながらも、一生懸命母ジカについて歩くようになりました。知床自然センターのすぐ前でも、やんちゃな仔ジカが走り回っています。…
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ミズナギドリの大群
羅臼沖にミズナギドリの群れが遠く南半球のタスマニアから渡って来ました。 知床の豊な海を餌場とし、その後再び戻って行きます。鳥達は、餌を見つけると一斉に海中へダイブ。バタバタバタっという凄まじい羽音と水…
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夏のサクラ
サクラは春に咲くもの。実はそれは少しまちがっています。夏に咲くサクラもあるんです! 近頃白い穂のようなものがついている木を見かけませんか? それが夏に咲くサクラ、シウリザクラです。 近くで見てみると、…
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エゾカンゾウ
朝、オロンコ岩にいってきました。アマツバメやオオセグロカモメ、ウミネコがすぐ横をビュンビュン飛んでゆく心臓破りの急な階段を登ると、目の前に広がるオレンジ色のお花畑。エゾカンゾウです。ユリ科の多年草で、…
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慎ましく
汗ばむほどの陽気が続いている今日この頃。 そろそろ花のシーズンということで、オホーツク海沿いに広がる小清水原生花園に行ってみました。 開花にはまだ少し早いようで、原生花園の花たちは静かにつぼみを閉じ、…
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決死のジャンプ
飛びマス、飛びマス。 サクラマスです。 ここは知床半島基部、清里町の「さくらの滝」。 その名の通り、サクラマスが主役の滝です。 産卵場所を求めて遡上中のサクラマスを観察することができます。 なかなか越…
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セミ大合唱
陽射しも夏らしくなってまいりましたが、林の中はご覧のとおり。 旺盛に成長中の新緑が陽射しをやわらげ、ぐっと体感温度を下げてくれています。 しかし、現在知床自然センターの周りではセミが大合唱を繰り広げて…
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フデリンドウ
数日前から響き始めたエゾハルゼミの声が日増しに大きく、強くなってきました。セミの姿を見ようとセンターの前にでてみると、足元に青いモノ発見。よ~くみると、それは2cmほどの小さな花、フデリンドウでした。…
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夢のマイホーム
一本の木の下を通りかかったその時、 ピョーピョピョピョピョ 頭上でけたたましい鳴き声がする。 ふと見上げると、直径5cmくらいだろうか、幹に小さな穴が開いている。 と、突然にゅっと穴の中から顔が出てき…
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イタヤカエデの花
森の中で空を見上げると、まぶしいほどの新緑が目に飛び込んできました。日の光が透けるくらい薄い黄緑色の葉、そして、その近くには緑を帯びた小さな黄色い花が… これは、イタヤカエデ(エゾイタヤ)の花。高さ2…