スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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枯れた(?)ケヤマハンノキ
最近急に自然センターの周りのケヤマハンノキの葉が茶色くなってきました。原因を調べるため近寄ってみると、葉っぱに小さなケムシのような虫がたくさんついていました。葉っぱについていた虫のほとんどは幼虫だった…
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獲物を求めて川から海へ?
昼下がりの海岸線、岩の上に青い綺麗な鳥を見つけました。川辺の人気者、カワセミです。 水面に滑空して魚をとらえる水辺のハンターでもある彼。海にもいるんだなぁ、と話していると何やら口元にくわえています。…
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エメラルドグリーンの宝石
[caption id="attachment_3491" align="alignright" width="280"] コエゾゼミの羽化1[/caption] エゾハルゼミの亡骸の横で、コエゾ…
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謎の大量死
ハンノキの幹でエゾハルゼミが並んで死んでいました。写真のこの場所だけでなくこの幹の、地上から高さ4-5m程の間に20匹以上も。 長い土中での生活を終えようやく地上に這い出して羽化をし…
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今、みごろです(斜里岳)
[caption id="attachment_3441" align="alignright" width="280"] ハイマツ[/caption] 天気の良い日は、少し足を延ば…
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お昼休みの散歩道(オロンコ岩)
[caption id="attachment_3327" align="alignright" width="280"] エゾノヨモギギク[/caption] お昼休みにオロンコ岩散策路を散歩し…
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夏本番
[caption id="attachment_3324" align="alignright" width="280"] コエゾゼミ[/caption] 知床半島基部、斜里岳のす…
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モウセンゴケのはな
[caption id="attachment_3319" align="alignright" width="280"] モウセンゴケの葉[/caption] やっと、ついに、羅臼湖でモウセンゴケ…
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かぎおろし
昨日、羅臼で今年の昆布漁が始まりました。 昆布漁が始まる日のことを羅臼では「かぎおろし」と呼びます。 朝起きると、海岸にはたくさんの船が海に浮かんでいて、 今年もまた、羅臼の海で豊かに育った羅臼…
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蛾じゃありません。蝶なんですけど・・・
今週は雨もなく、良いお天気が続きました。知床自然センターの内外も、フレペの滝遊歩道の散策を楽しまれた後、一息つかれているお客様で賑わいました。 そんなお客様の周辺をひらひら飛ぶモノたちがいます。…
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しずかな新噴火口
硫黄山登口から1時間ちょっと登ったところにある“新噴火口”。岩がゴロゴロ広がり、硫黄の噴気と地熱でムワっとしている、と期待して行ったのですが、昨年に比べるとどうも静かです。以前は激しくはないものの、所…
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フレペの滝とナミキソウ
こんな太陽燦々天気の良い日はフレペの滝へ出掛けるのがオススメです。 日差しは強くても、風はカラッと涼しく乾いているところは北海道ならでは。 この時期のフレペの滝は、乙女の涙というには激しすぎるくらいの…
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カムイワッカ湯の滝のにぎわい
7/1にカムイワッカへの道路が開通して初めて迎えた連休。緑が濃くなった青空のもと、川に入って湯の感触を楽しんだり、果敢にも一眼レフを構えて川を登ったりと、多くの観光客の方がおとずれ久々のにぎわいを見せ…
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羅臼岳、山開きしました。
先日の7月7日は羅臼岳の山開きでした。 朝6時より羅臼岳登山口(岩尾別側)にて安全祈願がおこなわれました。 今年は5月上旬の大雪が影響し羅臼岳の登り後半の大沢の雪渓は例年よりも多めです(右写真)。…
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夕闇が迫るころ
自然センターにエゾシカの親子がやってきました。 私のことなど全くお構いなしにゆっくりとおっぱいを飲ませた後2,3歩、歩きだしたお母さんは少し離れた場所から「フェ~ッ」と鳴きました。 「ゆっくり歩い…
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初夏の花々
やっとストーブが片付き、エゾハルゼミの大合唱の日々が続いています。 知床八景の一つのオロンコ岩では、ゼンテイカやセンダイハギ、オドリコソウなど初夏の花々が見ごろを迎えています。断崖の階段を上るのは一苦…
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雪どけ待てず…
知床横断道路が開通して1週間ちょっと。 上の方はまだ雪が残っており、真っ白な斜面と新緑のコントラストがとてもキレイです。 今年はもう春という時に雪がどっかりふったせいで雪がまだ残り、木々たちは雪どけを…
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お宝を探せ!
知床も、初夏を思わせる陽気が続き、知床自然センター周辺の木々も、一斉に葉を出し、その勢いは一気に開花にまで達したものもあります。 それらの花の個性はいろいろ。 やわらかくて美味しそうな新緑の葉の陰に、…
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知床横断道路 本日開通!
ウトロと羅臼を結ぶ知床横断道路がようやく本日9時に開通しました。 例年であればゴールデンウィーク前後に開くのですが、予想外の大雪で道路が再び雪の下に埋もれてしまい開通がのびのびになっていました。 開通…
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燃える空
昨日のことですが、家が揺れるほどの強風が吹き荒れた知床ウトロ。 午前中は観光船の欠航が相次ぐ、あいにくのお天気。 しかし、夕方に風は止み、重苦しいくらい低い位置にウロコ雲がたなびき、何かが始まる…
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6月を目前にして
フレペの滝遊歩道沿いの桜が5/23にやっと咲き、26日では五分咲きになっています。が、すでに葉も出ており、このまま暖かな天気が続くと、数日も経てば満開となり、すぐ葉桜になってしまいそうな勢いです。 周…
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森の中で
鮮やかな青い鳥が目の前を横切りました。 オオルリです。 知床峠は、いまだ冬季閉鎖中。 春の山菜も、今が採り頃。 GWに降った豪雪の影響で 例年に無く、季節の進みが遅い知床ですが 鳥たちは活発に活動を開…
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冬?春?夏?!
フレペの滝へ続く遊歩道上には、未だに雪が少しですが残っています。 植物たちは、キタコブシやサクラがやっと咲きだし、木々も少しだけ芽吹き始めました。 夏鳥たちも、既に飛来し、声高らかにハミングして、上空…
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黄色なのにアオジ?
先週あたりから自然センター周辺でアオジが観察できるようになりました。 写真では分かりにくいですが、頬や背の色は緑灰色(緑がかった暗い色)です。そこから名前の由来がきているようです。昔…
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高架木道の下を歩くのは
季節外れの大雪でいまだ知床五湖は雪景色。 ようやく気温が高くなってきたので、雪が溶けるのが早いです。 そんな雪の上を動物たちが歩くと足跡が残り 高架木道からはヒグマの足跡を見ることができます。 湖畔展…
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早く暖かくなりますように!
材木を整理していたスタッフがぐったりしたコウモリを抱えて事務所に入ってきました。 どうも立て掛けた材木の隙間で越冬(冬眠)していたようです。 このコウモリはチチブコウモリと言います。北海道に生息す…
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知床五湖、ヒグマ活動期スタート!
お知らせが遅くなりました。昨日から、 知床五湖はヒグマ活動期(5/10~7/31)に 指定されている期間に入りました。 地上遊歩道(5~2湖)はガイドツアー限定です。 高架木道はいつでも手続きなし…
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荒波に飲まれて大きくなるんです。
先週末、近くの港でゴマフアザラシが保護されました。今年生まれたばかりの赤ちゃんです。 野生動物対策スタッフによると、「風物詩ってわけじゃないけど、流氷がなくなるこの時期、こうやってアザラシの赤ちゃん…
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心の会話
フレペの滝途中の看板上に 誰かが作ったかわいい雪だるまを発見しました。 下の方は、半分溶けていますから きっと、GWにいらしたお客様が残していったものなのでしょう。 今年のGW、知床は連日雪に見舞われ…
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もう雪、結構です。
今日は5月4日。 そう5月です、なのに朝からスタッフ総出で雪かきです。 先週から降り始めた雪はまだ降っていて、見事にゴールデンウィークを覆ってくれました。 昨日までなんとか開園していた知床五湖もさすが…