動物
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エゾアカガエルのニュルニュル
知床五湖の地上遊歩道の展望地から五湖を眺めようとすると水面がボコボコとしています。「何だ?」と思い近づいてみると… 大量のエゾアカガエルの卵塊です。気持ち悪い、でも触ってみたい…そーっと手を入れてみ…
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保護色なオオジシギ
フレペの滝の周りには草地が広がっており、色々な鳥が見られます。今の旬な鳥のひとつがオオジシギです。 枯れ草しか見えない場所で、ジュビージュビーというような妙な声が聞こえることがあります。枯れ草の中に…
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生え換わりの季節
春の風物詩と言えば何を思い浮かべるでしょう。 エゾシカの落角。エゾシカに関わる私にとっては、これが春の風物詩のような気がします。 どこでどういうタイミングで角が落ちるのか分かりませんが、この角は草…
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目覚め
本日はここ最近では一番の暖かさとなりました。日差しが残雪に反射して眩しく、ようやく知床も春らしい季節になってきました。 春を待っていたのは我々だけではなく、ヒグマも冬眠から目覚めて活動しているようで…
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海明けも近い
知床半島の海岸ではまだ流氷が見られますが、3月以前に比べると流氷の勢力も弱まってきました。海原を単独で漂流する氷はオジロワシのいい足場となっているようです。 オジロワシは季節移動して大陸に渡るタイプ…
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舟を彫る鳥
冬の岩尾別川は非常に寒いです。オホーツク海からの北風が吹きぬけて容赦なく体温を奪っていきます。そんな過酷な冬枯れの森の中でも、元気に動き回っている鳥を見つけました。 クマゲラです。道路から近い場所に…
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トドマツ荘
大きなトドマツの下で一晩を過ごしたのか エゾシカが長時間座っていた痕跡とフン塊を発見しました。 な、な、なんと4頭分も。 さしずめ、アパートのようです。 あっ 昼間だって …
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獲物、みぃ~つけた~!
昼休み車で町に向かっていると、旋回するたくさんのワシたちの姿が。双眼鏡で追ってみると、上空からみんなキョロ、キョロ、そわそわとした感じで地上を見ています。なんとなく胡散臭さを感じて、…
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新年明けても、クマ・・・。
新年あけましておめでとうございます!本年も知床自然センター、知床財団をどうかよろしくお願いいたします。 知床自然センターは元旦から開館しています(7日までは10時~15時開館)。ぜひお立ち寄り…
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ぷかぷかアザラシ
クリスマスも過ぎて、いよいよ今年もわずかとなりました。何かと出費が多い年の瀬、漁協のキャッシュコーナーでお金をおろした帰り、港に立ち寄りました。 この季節低気圧が周期的に道東を通過し、そのたびに海は…
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冬のあしおと
ここ数日雨が降るなど比較的暖かい日が続いていますが、自然センター周辺はうっすら雪化粧しています。クリスマスも間近、次の日曜日自然センターでは蜜蠟キャンドル作りのイベントがあり、このまま根雪となってホ…
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クマタカ
冬になると知床にはオオワシやオジロワシが渡ってきて、大型猛禽を見る機会も多くなってきます。ワシほど見られるチャンスは多くないですが、実は知床にはタカも生息しています。 先日、山の方から笛を吹くような…
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波に揺られて・・・
お昼休み、昼ごはんを買った後、海鳥でもいないかと港に立ち寄ってみました。 双眼鏡で海ガモを探していると、港の中にプカリ、プカリと漂う黒い物体が・・・。 よくよく見てみると、頭には小さな耳があり、大き…
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荒波をこえて
サケマス定置網漁は今年の漁を終え、ウトロ港では既に多くの漁船が陸揚げて冬支度に入っています。人の気配も少ない海岸には大波が白い飛沫をあげて砕け散っています。師走も間近となったここ最近…
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ウソだッ
ウソはアトリ科の小鳥の名前です。その名前のためによくダジャレのネタになります。 夏は高い山の方にいますが、冬が近づくと麓の方に下りてくるようで、最近は山麓の林でもよく見られるようになりました。 黒…
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オオワシ来たり。
久しぶりの気持ちのいい青空。空を見上げると北から渡ってきたオオワシが悠々と舞っていました。オオワシを見ると冬が来たな~としみじみ思います。 せっかくやって来たオオワシですが、ほとんどのワシはエサをも…
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色鮮やかな・・・
鳥類調査のため山の中を歩いていると、葉の落ちた冬枯れの森はどこかモノクロな雰囲気を感じました。その中でひときわ色鮮やかなモノが地面に落ちていました。これは動物のフンでさらにこの大きさと形から察すると、…
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雪を踏みしめて
鳥類調査のため、日の出前から出かけました。気温はなんとマイナス9度!今シーズン初めての本格的な積雪路面で、ハンドルを握る手にも、ちょっと力が入りました。 急な積雪に驚いたのは人間ばかりではなかっ…
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シロザケの帰還
知床では海から川に産卵のために帰還するサケ科魚類がいくつかいます。 一番早く帰ってくるのがサクラマス、次がカラフトマス、最後がシロザケです。 知床の河川ではちょうどいまシロザケの遡上を見ることがで…
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練習試合
山では秋が深まって木々の葉が変色しています。 変色するのは植物だけでなく、動物たちも変化しているようです。エゾシカたちもすっかり冬毛にかわり、オスジカの角は袋角から綺麗な枯れ角に変わっています。 …
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季節の変わり目、珍客再び・・・。
朝からシトシトと雨降りだった昨日、コウモリが保護されました。またしても5月11日のブログで紹介したコウモリと同じ種類、チチブコウモリでした。前回ブログでも紹介した通り、左右の耳介(耳たぶ)がくっつい…
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尽きる
斜里町ウトロの街の中心を流れるペレケ川では、夏以降カラフトマスの遡上が活発になっています。 今でもところどころでマスが産卵する行動が見られますが、すでに産卵を無事終えたマスは最後の時を迎えようと…
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この顔、だ~れだ?
この顔、知床自然センターに隣接した100平方メートル運動の森・トラスト作業地で見つけたトノサマバッタの顔です。 バッタを見つけた場所は100平方メートル運動の森・トラストでおこなって…
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衣替え
ある日の夕刻、2頭のオスのエゾシカを見かけました。んん!?よく見ると1頭の角から何やらぶら下がっています。袋角の皮が剥けて垂れ下がっていたのです。 鋭く尖った白い枯角が、これからのオス同士の争いを想…
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夏から秋へ
ここ数日は最高気温も20度以下、涼しいというよりは少し肌寒いような日が続いています。季節は夏から秋へと変わりつつあります。 河口の河原には一羽のオジロワシが石の上でポツンと佇んでいました。遡上するカ…
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いのち、つながる?
[caption id="attachment_4374" align="alignright" width="280"] 2匹が同じ枝で産卵中[/caption] ある日の調査中、2匹のコエゾゼミ…
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いのち、つながる
赤いタイルの上で、ひときわ目立つ鮮やかな緑色。自然センターの前の通路にハネナガキリギリスが一匹、じっとしていました。近づいてよく見ると、タイルの隙間に何か差し込んでいるようです。 何をしているかわか…
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クジラ三昧
夏、羅臼の海はホエールウォッチングに最適のシーズンです。休日を利用して私もクジラを探しに出かけてきました。出会えたクジラ類はなんと4種類!ミンククジラ、マッコウクジラ、イシイルカ、そして写真のツチクジ…
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暑さ大好き!アオダイショウ
連日知床とは思えないような暑さがウトロ側では続いています。昨日、今日とウトロは30度超え。涼しい夏に慣れたスタッフは夏バテぎみです。 そんな暑さの中で、元気者を見つけました!垂直に近いエゾヤマザ…
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故郷に帰ってきました
お盆の頃、故郷に帰るのは人ばかりではありません。 ここ知床でも夏の風物詩とも言えるカラフトマスの帰省ラッシュ(?)が始まっています。 最近知床半島の河川、遠音別川(おんねべつがわ)では川を遡上する…