スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
-
夏の黄金キノコ
ある日、林道を車で移動中、黄色いキノコが視界の隅に入り、タモギタケだ!!と思い車を停めました。 近寄ってみると、キノコの傘の部分が開き過ぎていて、残念ながら食べごろは少し過ぎてしまった様子でした。し…
-
見られたら Lucky!!
羅臼ビジターセンター裏に、間歇泉へと続く遊歩道があります。歩いて約3~4分で着くお手軽な観光スポットです。お客様から噴出する予定時刻をよく聞かれますが、実は我々職員も何時に出るのかは把握できていません…
-
ニホンザリガニ
休日、サイクリングをしていると偶然、羅臼で親密になった小学生に出会いました。その子の協力により、小川でニホンザリガニを発見しました。ザリガニと言えば、アメリカザリガニを思い浮かべる方が、ほとんどでしょ…
-
小紫
ある朝、羅臼ビジターセンターの館内にコムラサキが迷い込んでいました。この蝶は、九州から北海道の森林に生息しており、年に1~3回夏に発生します。この辺では、比較的森林に近い羅臼ビジターセンター周辺で飛ん…
-
アルファベットの蝶
最近、自然センター周辺ではたくさんの蝶が見られます。その中には花に集まる蝶や動物の糞に集まる蝶など、いろいろな習性の蝶がおり、色や形も様々です。今回、ちょっと面白い模様の蝶を紹介したいと思います。 …
-
イヌエンジュの白い花
知床自然センター2階事務室の窓から見える木々の緑も、濃さを増してきました。照りつける太陽も夏の訪れを感じさせます。 濃い緑の中でイヌエンジュの白い花が一際目を引きます。特に今年は花付きがよい気がしま…
-
夏の大輪の花
「夏の大輪の花」と言えば、エゾスカシユリを想像する方も多いのではないでしょうか。 今、フレペの滝遊歩道の草原にはエゾスカシユリが咲いています。 三分咲きのハンゴンソウに混ざって、存在感のある大輪の…
-
ゼフィルスが飛ぶ季節になりました!
朝9時ごろ、自然センター近くの林縁をふと見ると、キラキラしたものが3~4つ梢付近を舞っているのが見えました。ゼフィルスです。 ゼフィルスとは、広義的にはミドリシジミの仲間を指します。語源はギリシャ神…
-
フレペの滝・花情報
今、フレペの滝遊歩道の草原沿いでは、イケマが咲いています。つる性の多年草で、小さい花が集合し丸い形をしています。 また、断崖付近ではチシマフウロにとって代わり、青紫色のシソ科の花・ナミキソウが咲き乱…
-
朽ちて、芽生える
[caption id="attachment_5024" align="alignright" width="280"] 切り株倒木更新シリーズ①[/caption] 森歩きで、最近ハマっているの…
-
断崖でウミウが子育て中
今の季節、知床ではいろいろな動物や鳥がいたるところで子育てしてます。 フレペの滝展望台からは今ちょうど、断崖で子育てしているウミウを見ることができます。 高さ100mもある岩壁のわずかに棚状になっ…
-
旬の食材
私の職場の席の窓からは知床自然センターの屋上屋根が見えます。国立公園内の職場にしては一面灰色の屋根が見えるばかりで殺風景ですが、実はちょっとした私だけの楽しみがあります。この屋根よりさらに上の無線ア…
-
羅臼岳山開き~花を探しに~
7月6日は羅臼岳の山開きでした。 今シーズンも楽しく安全に山に登れますようにと祈願した後、登山道を彩るウコンウツギに疲れを癒されながら登りました。 大沢は雪渓でしたが、雪が溶けたところからもうた…
-
知床の高嶺の花
6/21に登山口の利用が解禁となった硫黄山では、今シレトコスミレが満開となっています。すでの花の時期が終わっている所もありますが雪解けの遅い場所ではまだまだ見頃です。 オオバスノキ、シラタマノキ、ミ…
-
ウツボグサとツマトリソウ
連日ヒグマの出没で閉鎖になっていたフレペの滝遊歩道ですが、昨日午後からは開放になりました。 遊歩道沿いには、春に咲いていた花が終わり、夏の花が次々と咲き始めています。 赤紫色の毛深い花、ウツボグサ…
-
落ち葉屑から生まれた小さな森
5月中旬、知床自然センター屋上の角に吹き溜まった落ち葉くずから、実生(みしょう=種子から発芽したば…
-
森歩き
[caption id="attachment_4971" align="alignright" width="280"] なぜかウキウキしてしまう、絶妙なカーブ[/caption] 森歩きは、発見…
-
空の青
[caption id="attachment_4968" align="alignright" width="280"] きのう、日没後にはこんな空が広がっていました。[/caption] 空の青…
-
モーニング・グローリー?
今日も早起きをしてまずタバコを吸いに外に出たところ、頭上にはテレビで見たことがあるモーニング・グローリー的なロール状の雲のかたまりがありました。 「モーニング・グローリー(巨大なロール状の雲の帯)」…
-
群泳するカマイルカ
少し前になりますが、6月9日ルシャ沖を通過するカマイルカの群れに遭遇しました。写真ではわかりづらいですが、100頭近い群れでした。何か魚を追っているようで、カモメたちもイルカの群れを追うように移動し…
-
ミズバショウ、わさわさ。
知床五湖の地上遊歩道を歩いていたら、ある植物がとっても大きくなっていました。 そう、ミズバショウです。 5月上旬には可憐な白い花をつけていたのに、 花期を終えた途端、一気に葉を伸ばしています。 …
-
夏を告げる花
フレペの滝遊歩道では夏を告げる花、チシマフウロが咲き始めました。断崖上の海風に吹かれ、見た目も涼しげに咲いています。 また、遊歩道入ってすぐの林内ではフタリシズカが咲きそうです。 最近の遊歩道は、…
-
知床峠はいま
[caption id="attachment_4946" align="alignright" width="280"] 峠の駐車場。羅臼岳のてっぺんがこんなに近い![/caption] つい先日…
-
エゾハルゼミのなく頃に
6月に入って一気に気温が上がり、知床もすっかり初夏らしい季節になりました。 今の季節を象徴するエゾハルゼミが、初夏が来たことを大合唱で知らせてくれています。 今時期エゾハルゼミは早朝から日暮れまで…
-
緑淡い濃い…移りゆく季節
知床五湖から見える山々も夏の匂いが漂っています。山の色が淡い色、濃い色…と、人間の手では表せないようなさまざまな緑の色になりました。知床五湖地上遊歩道を進むと、幻の湖が現れます。第4湖と第3湖の間にあ…
-
生まれました
自然センターの広場でエゾシカの親子を見かけました。0歳の子供、いわゆるバンビを連れていました。 シカの出産時期はまさに今頃で、この子ジカもおそらく最近生まれたばかりなのでしょう。 生まれたてなのに…
-
嬉しい出会いでした!
森の中を歩いていると、目が合っちゃいました。ちょっと気まずいというか、お互いしばらく目線をそらせずにじっと見つめ合い。。。野生動物とのこんな出会いが私は好きです。数分間ですが、ワクワ…
-
春から初夏へ
日当たりの良い道路脇で、1輪のエゾキケマンを見つけました。 一斉に芽吹く木々の若芽同様 知床自然センター周辺が、春から初夏へ一気に変わっていくのを実感します。 ちなみに、同じ…
-
みんな妊婦さん
今日は暑かったですね。午前中から気温は27℃もあり、フレペの滝遊歩道の草原はまるで灼熱地獄。 暑い・・ダルイ・・。 あれっ?エゾシカも息絶え絶えだ・・・。 あれっ?お腹が大きい・・。もう間もなく…
-
スミレの花びら、かじったの誰だ?!
今日は少し早起きして早めに出勤、職場の周りをぶらぶら散策しました。昨年新設した自然センター横の遊歩道を歩いていると、小さなスミレの花が咲いていました。ちょうど道東では住宅街の花壇や鉢にも園芸品種のパ…