2017年
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春の花
先日、市街地へのシカやクマの進入を防止する電気牧柵の点検のため、市街地の山際を歩いていたのですが、色々な花が咲き始めていました。今回特に気になったのはハルニレの花です。いつも気付いた頃にはすでに結実し…
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癒しの花
GW連休がスタートしました。世の中がお休みの時、関係なく忙しく働いている方もたくさんいらっしゃるはず。お疲れさまです。 私たちの仕事も連休とは無縁ですが、そんなGWに心を和ませてくれるブルーの花、そ…
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キタコブシ、もう少し
キタコブシの花がもうそろそろ咲きそうです。知床自然センターの周りではポツポツと静かに花が咲き始めています。まずはエゾノバッコヤナギ、次にキタコブシ。エゾノバッコヤナギの芽吹きは例年より少々遅れ気味です…
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私だけの流氷
4/17、まだ冬の装いの海別岳(うなべつだけ)へ行ってきました。強い北風が吹く中、誰に出会うこともなく。この日山へ入ったのはどうやら私だけの様子。 標高をあげるにつれ…
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エゾライチョウの春
知床では今、どんどん雪解けが進み、急激に春めいてきています。そんなとある日、森の中でエゾライチョウのペアを見つけました。最初は凛とした立ち姿のオスにしか気付かなかったのですが、そのオスを観察していると…
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知床トラバース(縦走) 春から冬へ
日本全国春ですが、去りゆく冬を探しに、知床連山の稜線を歩いてきました。今回は羅臼側の知円別から歩き出し、斜里側の岩尾別まで縦走(トラバース)するプラン。出発地の道路付近の雪はすべて融け、山の斜面も融雪…
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雪解けとともに咲く
先日、天気が良かったので雪解けの森を散策してきました。まだまだ雪が多いですが、海側で日当たりの良い斜面では所々でフクジュソウが満開でした!雪解けが早かった場所から順にフクジュソウが開花し、まだ雪に埋ま…
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エゾタヌキ
ここ数日、知床自然センターの周辺でタヌキをよく見かけます。ノロノロとした鈍い動きです。タヌキは冬眠を行わず、寒い時期は活動量を下げて生活しているそうです。このタヌキは、数日前の気温の上昇に伴い行動を活…
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バッコヤナギが咲きそうです
朝はまだ寒く息が白くなりますが、日中は暖かくなってきました。長い冬もようやく終わりを迎えようとしています。植物は季節の変化に敏感。もう花を咲かせる準備をしている木がありました。バッコヤナギ。またの名を…
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うぐいす色のキツツキの仲間
「キョッ、キョッ」「トン、トン、トン!」道路沿いを歩いていると、すぐ脇の木で鳥が木をつついている音が聞こえました。見上げるとアカゲラよりも大きい、ウグイス色の鳥を発見…ヤマゲラでした!額には赤い模様が…
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一酸化二水素
一酸化二水素という物質をご存じでしょうか。不思議な物質で、地球上において固体・液体・気体のすべての状態で存在しています。地球上のほとんどの場所に存在し、生き物の体内にも存在します。すべての生物がこの物…
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宙ぶらりん
春分の日、春らしいお天気の中、国立公園外の農地に囲まれた小さな森に散歩に出かけました。周囲の畑では融雪を促す融雪剤の散布を行うモービルが白い農地に黒で幾何学模様を描いていました。 小さな森ですが、森…
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ワンモア☆アザラシ
こんにちは!いきなりですが、この写真に何が写っているか分かりますか? 写真中央の、横に少し長くなっている黒い物がアザラシです。双眼鏡ならよく見えて……鼻が水面から顔をだし、鼻が閉じたり開いたりなんとも…
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シカは厄介者?
みなさんはシカといえばどんなイメージを浮かべますか?ディズニー映画の「バンビ」を思い浮かべるメルヘンチックな人もいれば、シカ肉料理を思い浮かべる食いしん坊や、獣害の問題を思い浮かべる人もいるかもしれま…
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ベニヒワ集団行動
日が落ち始めてきた頃、赤いおでこが特徴的なベニヒワの群れに出遭いました。ベニヒワは冬の北海道の代表的な小鳥なのですが、飛来数は毎年異なるようです。今冬は出遭えていなかったので、ラッキーでした。&nbs…
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月の兎
3/12、仕事帰りに知床自然センターの周辺でエゾユキウサギの足跡を見つけました。この周辺で見かけたのは私は初めて。 写真を撮って駐車場へ歩いていくと空には丸い月。「そうだ、今夜は満月だったね…
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春の気配
春分の日も近づき、陽射しの力強さが日に日に増してきている気がします。半島基部では、農業ハウスからビートのポット作りの土を固める音が聞こえてきます。 自然センター周辺でも道路路肩の雪を崩して雪解けを促…
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オオワシの戦い
フレぺの滝遊歩道を散策していたところ、流氷の上にオオワシが4羽いました。しばらく観察していると、別のオオワシが急に飛んできて元々いた内の1羽に強烈なキックをかましたのです。蹴られたオオワシも応戦しよう…
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ユキホオジロ
今年はユキホオジロを見たという話をなぜかよく聞きます。 ユキホオジロは極北から冬鳥として国内では主に北海道東部に飛来します。植物の種子などを食べるため、風で雪が吹き飛ばされるような積雪の少ない海岸沿…
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採餌(さいじ)と反芻(はんすう)
雲一つないてお天気に恵まれた日曜日、フレペの滝遊歩道沿いでの光景です。 遊歩道を散策する人を気にするわけでもなく、のんびりと枯草を食べたり、半分居眠りしながらもぐもぐ反芻(はんすう)したり…。リラッ…
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暖かな朝
昨日はオホーツク海を埋め尽くしていた流氷ですが、今朝起きると、あれ?離れちゃった!近年の流氷とは、つかず離れずの関係だということは毎年理解しているはずなのに自分が子どもの頃のそんな簡単に離れることなど…
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流氷ギツネ
流氷がウトロに押し寄せた数日前、真っ白になった海の上を一頭のキツネが歩いていました。キツネはなぜ流氷の上を歩いていたのでしょう?ワシが氷上で食べた魚の残りを探していたのでしょうか。それとも生まれて初め…
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流氷、到来。
昨年末から、『今年の流氷の到来は早い』『1月初旬~中旬には見られるのではないか』など噂され、ワクワクしながら待ち続けていました。そして今日、待ちに待った流氷がやっとその姿を見せてくれました。当センター…
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静けさの中へ
雪が積もる間だけ歩ける特別なトレイルをご存知ですか?「しれとこ森づくりの道」スノーシュー・歩くスキーコース。https://center.shiretoko.or.jp/wp_control/guid…
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フレペの滝へ
今朝の最高気温はマイナス10℃。すっかり冷え込んだ中、スノーシューで遊歩道のパトロールに向かいました。昨日は雪が吹き荒れ、草原部分はスノーシューを履いていても雪に埋まるほど。そして滝に近づくにつれて強…
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荒天の後には
天気が荒れた後には、回復を待ち望んでいたかのように動物たちが動き出します。そういった動物を捕食する別の動物たちも同時に動き出し、それを見ようとまた別の動物(人)も動き出します。[caption id=…
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今日もそわそわ
「流氷来ているかな?」とソワソワしている今日この頃。期待をこめて今日も海を見ていると、沖に白い帯がす~っとのびているのが見えました。望遠鏡でのぞいてみると、まだまだ細かいですが流氷の前衛隊のようです。…
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毎日そわそわ
海氷結氷の南限は、オホーツク海。ウトロ港は既に湾内結氷しています。 寒さの準備は万端!もうそろそろ、強い北風が1年ぶりの友達(流氷)を連れてき…
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今日の結晶
ふと服についた雪を見てみると、それはガラス細工のように緻密で綺麗だった・・・そんな経験はありませんでしょうか。雪をただ厄介だと思ったり、単なる白くて冷たい粉だと思うのはもったいないですね。雪ははるか上…
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赤い実、黒い実
例年になく早い積雪で、いつもより長い雪の季節となりそうですが、実を食べる鳥たちにとって冬はやはり食べ物の乏しい季節です。 皆さんおなじみのナナカマドの赤い実は、実を食べる鳥たちにとって大切な食べ物で…