スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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シカは厄介者?
みなさんはシカといえばどんなイメージを浮かべますか?ディズニー映画の「バンビ」を思い浮かべるメルヘンチックな人もいれば、シカ肉料理を思い浮かべる食いしん坊や、獣害の問題を思い浮かべる人もいるかもしれま…
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ベニヒワ集団行動
日が落ち始めてきた頃、赤いおでこが特徴的なベニヒワの群れに出遭いました。ベニヒワは冬の北海道の代表的な小鳥なのですが、飛来数は毎年異なるようです。今冬は出遭えていなかったので、ラッキーでした。&nbs…
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月の兎
3/12、仕事帰りに知床自然センターの周辺でエゾユキウサギの足跡を見つけました。この周辺で見かけたのは私は初めて。 写真を撮って駐車場へ歩いていくと空には丸い月。「そうだ、今夜は満月だったね…
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春の気配
春分の日も近づき、陽射しの力強さが日に日に増してきている気がします。半島基部では、農業ハウスからビートのポット作りの土を固める音が聞こえてきます。 自然センター周辺でも道路路肩の雪を崩して雪解けを促…
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オオワシの戦い
フレぺの滝遊歩道を散策していたところ、流氷の上にオオワシが4羽いました。しばらく観察していると、別のオオワシが急に飛んできて元々いた内の1羽に強烈なキックをかましたのです。蹴られたオオワシも応戦しよう…
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ユキホオジロ
今年はユキホオジロを見たという話をなぜかよく聞きます。 ユキホオジロは極北から冬鳥として国内では主に北海道東部に飛来します。植物の種子などを食べるため、風で雪が吹き飛ばされるような積雪の少ない海岸沿…
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採餌(さいじ)と反芻(はんすう)
雲一つないてお天気に恵まれた日曜日、フレペの滝遊歩道沿いでの光景です。 遊歩道を散策する人を気にするわけでもなく、のんびりと枯草を食べたり、半分居眠りしながらもぐもぐ反芻(はんすう)したり…。リラッ…
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暖かな朝
昨日はオホーツク海を埋め尽くしていた流氷ですが、今朝起きると、あれ?離れちゃった!近年の流氷とは、つかず離れずの関係だということは毎年理解しているはずなのに自分が子どもの頃のそんな簡単に離れることなど…
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流氷ギツネ
流氷がウトロに押し寄せた数日前、真っ白になった海の上を一頭のキツネが歩いていました。キツネはなぜ流氷の上を歩いていたのでしょう?ワシが氷上で食べた魚の残りを探していたのでしょうか。それとも生まれて初め…
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流氷、到来。
昨年末から、『今年の流氷の到来は早い』『1月初旬~中旬には見られるのではないか』など噂され、ワクワクしながら待ち続けていました。そして今日、待ちに待った流氷がやっとその姿を見せてくれました。当センター…
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静けさの中へ
雪が積もる間だけ歩ける特別なトレイルをご存知ですか?「しれとこ森づくりの道」スノーシュー・歩くスキーコース。https://center.shiretoko.or.jp/wp_control/guid…
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フレペの滝へ
今朝の最高気温はマイナス10℃。すっかり冷え込んだ中、スノーシューで遊歩道のパトロールに向かいました。昨日は雪が吹き荒れ、草原部分はスノーシューを履いていても雪に埋まるほど。そして滝に近づくにつれて強…
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荒天の後には
天気が荒れた後には、回復を待ち望んでいたかのように動物たちが動き出します。そういった動物を捕食する別の動物たちも同時に動き出し、それを見ようとまた別の動物(人)も動き出します。[caption id=…
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今日もそわそわ
「流氷来ているかな?」とソワソワしている今日この頃。期待をこめて今日も海を見ていると、沖に白い帯がす~っとのびているのが見えました。望遠鏡でのぞいてみると、まだまだ細かいですが流氷の前衛隊のようです。…
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毎日そわそわ
海氷結氷の南限は、オホーツク海。ウトロ港は既に湾内結氷しています。 寒さの準備は万端!もうそろそろ、強い北風が1年ぶりの友達(流氷)を連れてき…
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今日の結晶
ふと服についた雪を見てみると、それはガラス細工のように緻密で綺麗だった・・・そんな経験はありませんでしょうか。雪をただ厄介だと思ったり、単なる白くて冷たい粉だと思うのはもったいないですね。雪ははるか上…
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赤い実、黒い実
例年になく早い積雪で、いつもより長い雪の季節となりそうですが、実を食べる鳥たちにとって冬はやはり食べ物の乏しい季節です。 皆さんおなじみのナナカマドの赤い実は、実を食べる鳥たちにとって大切な食べ物で…
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あけましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。知床ウトロ周辺では年明けからオオワシやオジロワシなどが多く見られました。こちらをじーっと見つめるオオワシ。「何見てんだよ」とでも言いたげな表情。 雪原では…
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フレペの氷瀑
午前中は暖かかったので、フレペの滝遊歩道へ行ってきました。積雪量はあまり多くありませんが、スノーシューを履いての散策です。[caption id="attachment_7324" align="al…
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木と同じ色
今日の知床は散策日和です。天候は晴れ。気温は-3度。風はほぼなし。森のそばを歩いていると、ふと目線を感じ、森の中へ目を凝らすとエゾシカの群れを発見。少し前までシカの繁殖期だったので雄ジカのラッティング…
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冬フレペ part2
最高気温と最低気温の差がほとんど無い知床です。現在、フレペの滝遊歩道はスノーシューで散策できます。この時期の散策のお楽しみは、積雪による目線の高さの変化。木の枝等がかなり近くに感じます。雪上にシカやキ…
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奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の
百人一首の中の一句ですね。下の句が「声聞く時ぞ秋は悲しき」とかく秋は寂しくて、オスジカがメスを呼んでいるラッティングコールも寂しく聞こえるという意味でしょうか。さて、当事者のオスジカの方の心境はいかが…
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冬フレペ
今朝は今季一番の冷え込みだった知床です。北海道内では最低気温が-17℃まで下がったところもあったとか。気温が下がると、フレペの滝はどうなるのでしょう?凍ったかな?期待しながら、雪を踏みしめながら歩いて…
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凍る湖
最近、知床五湖では結氷した湖をご覧いただけます。秋では11月の閉園の直前にしかみることができないものです。これを見ると冬がすぐそこまで来ているのだと感じ取ることができます。結氷すると、今まで晴れて風の…
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北海道のライチョウ
先日、林道で2羽のエゾライチョウと遭遇しました。 エゾライチョウは北海道では年中観察ができる鳥です。ちなみに本州にいるライチョウとは属から異なります。一年中、羽の色に変化はなく地味な色をして…
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上から目線
樹上から、「ギュッ、ギュッ、グッ、グッ」という不満げな声。「どけよ。邪魔だよ」という意志表示。 幹の裏から、チラチラ顔をのぞかせては、「ギュッ、ギュッ、グッ、グッ」。こちらが木の上には上がって来ない…
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一気に秋から冬へ
今年はいきなり秋を飛び越して冬がやってきました。雪の上に残されたナナカマドの赤い実の食べかす。上を見上げると、ギンザンマシコの群れが飛び交っていました。 タヌキのため糞場やエゾシカのヌタ場からは谷筋…
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誰の足跡?
雪降る日が多くなってきた知床自然センター周辺です。雪が積もると色んな場所で動物たちの痕跡を発見できますね。なかでも足跡は見つけやすい痕跡です。フレペの滝遊歩道も、早朝に誰より早くエゾシカやキツネの足跡…
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オオワシの飛来確認
11月5日に海岸沿いでオオワシの飛来を確認しました。後姿しか見えませんでしたが、黒と白のくっきりとした模様と黄色いクチバシは遠くからで目立ちます。私は今シーズン初のオオワシの発見でしたが、例年と比較し…
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黒ジカ
最近、オスジカがめっきり黒くなりました。背中だけみると一瞬ヒグマと見間違えそうです。繁殖期を迎えたオスジカは、体中に泥水を浴びたりして、彼らなりの「化粧」をするのです。そして泥だけでなく尿やなにやらも…