スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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森を走るエゾクロテン
先日、知床博物館で連続講演会があり、最後の日はエゾクロテンの話でした。エゾクロテンはイタチ科の動物で、北海道には他にイタチ科として、オコジョ、イイズナ、イタチ、ニホンテン、アメリカミンクが生息している…
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空に浮かぶ流氷
氷に覆われた海を見ていると、水平線にぽっかりと空に浮かぶ流氷が見えました。不思議ですね。これは蜃気楼という現象です。蜃気楼はなぜ起こるのでしょうか?スマホで調べてみれば答えはすぐに出ますが、まずは自身…
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手軽に雪の結晶を見る方法
風が静かな日は、はるか空から雪の結晶が壊れずに地上に降りてきます。衣服についた雪をふと見ると、綺麗ないわゆる雪印の形をしていることに気が付きます。もっと雪の結晶を大きく見たいと思ったとき、ルーペがあれ…
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つららの形成と崩落
氷柱(つらら)、氷筍(ひょうじゅん)、雹(ひょう)、霜、雪、霰(あられ)、流氷、氷河、ジュエリーアイス、ダイヤモンドダストなど、氷を表す様々な名前があります。状態や形成のされ方によって呼び名が変わりま…
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ウトロの朝日
出発は夜明け前の仕事前。気温マイナス10℃。空に輝く月と木星。 「今日はまだ暖かいよ!」と震えながら準備をして向かうは近所の小さいお山。タイムリミットは3時間。[caption id="at…
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赤い月の夜
1月31日の夜は皆既月食が見られました。皆さんご覧になられたでしょうか。今回の皆既月食は月がいつもより大きいスーパームーンの上、皆既食(月が完全に地球の影に隠れる)が1時間17分も継続するという非常に…
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1月31日は皆既月食
来る1月31日の夜は皆既月食が起こります。皆既月食(Total lunar eclipse)とは、太陽と地球と月が直線上に並ぶことにより、月が地球の影に隠れて光を失う現象です。国立天文台によれば、月が…
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遠い流氷とオオワシ
流氷の本体がだいぶ近づいてきました。接岸はしてませんが、肉眼で沖に見えるほどなのでもうすぐでしょう。超望遠レンズで覗いてみると、流氷の上にオオワシがとまっているのが見えました。オオワシの大きさからする…
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この彫り痕、只者ではないな
森の中は生き物にあふれています。直接姿が見えなくても、雪の上についた痕跡などから住んでいる動物の存在を知ることができます。今日見つけたのはトドマツに開けられたいくつもの穴と雪の上に散らかった木くず。し…
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流氷の味
先日、流氷の一部がウトロに漂着し、まだ港の中には流氷が残っていました。岸に打ち上がっているものもあったので、持ち上げてみるとずっしり重い。これがロシアから旅してきた氷だと思うと感慨深いです。ところで流…
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流氷と荒波
1月11日に今年初の流氷が陸から観察できました。ただ離れた氷の群だったようで、本隊の到着はまだ先のようです。この日、海は大きなうねりを持ち、巨大な波が次々と押し寄せ、防波堤にぶつかっては爆発のような飛…
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段差苦手なんです!
地域によっては寒波の影響で大雪のようですが、知床は低気圧の通過の度に暖気が入り比較的暖かな年末年始です。 低気圧の通過で暖気が入った9日、職場から帰宅途中道路上にエゾタヌキの姿が。車の温度計を見ると…
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オホーツクは紅く燃えている
ウトロから自然センターへ向かう途中に見晴橋という橋があります。ウトロの街とオホーツク海を見渡すことができ、そこから見る夕陽は特に綺麗です。この時期、夕陽は網走湾の辺りに沈むので、オホーツク海の水平線に…
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戌年ということで
新年あけましておめでとうございます。今年も知床自然センターの自然情報ブログをよろしくお願いします。今年は戌年ということで、イヌ科の野生動物について思いをはせてみましょう。日本の野生動物でイヌ科の動物は…
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冬が繁殖期の虫
自然センターの、今朝の外気温はマイナス3.5℃。昨晩に風もなくうっすら積もった新雪の上、出勤中の足元に塵のようなものが見えました。もしやと思い、しゃがんで見てみると、クモガタガガンボ(の1種)でした。…
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ヘヴィ級の鳥たち
知床で冬鳥はどこに行ったら見られるのか。手近なところでは斜里川の河口が水鳥を中心に色々見られます。知床斜里駅から500m程西側に行くと斜里橋という大きな橋があり、そこからオオワシやオジロワシ、オオハク…
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見つめ合う2羽
冬になってワシを見かける機会が多くなってきました。この日の朝はオジロワシ2羽が仲良く木に止まってました。知床には冬に越冬のため渡ってくるオオワシ、オジロワシの他に、一年中いて繁殖するタイプのオジロワシ…
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波に乗るハーレクイン
この季節になると海が荒れて波が高くなることが多いです。海面はうねりを持ち、大きくて冷たい波が何度も何度も海岸に打ち寄せます。そんな過酷な環境でも生き物は確かに存在しています。今回、波間にみつけたのはシ…
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スーパームーン
今夜は月がいつもより大きく明るく見える現象「スーパームーン」が見られる夜です。これは月の軌道が若干、楕円形になっているためだそうです。月と地球の距離は平均して約38万kmですが、今夜は約36万kmまで…
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新しい朝
繰り返される日常。変化がない単調な毎日。でも季節は確実に変化してます。今朝は昨日の朝とは確実に違う朝。新しい朝です。だから車の窓についた霜の形も違っています。明日は霜が下りるでしょうか。明日はどんな形…
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オオワシ乱舞
晩秋というか初冬と言いますか、知床は微妙な季節になってきました。知床五湖も冬期閉鎖され、観光シーズンも一旦終了という感じで訪れる人も少なくなってきました。ただこの季節になって逆に海外から訪れる者たちが…
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再び風に乗る
私はオオセグロカモメ。誇り高きカモメ族の中でも大型の種である。先祖代々、知床半島に暮らしており、海と空を自由に飛び交ってきた。先日、うっかりして車にぶつかってしまい、気が付いたら箱の中に閉じ込められて…
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誰のウンチ?どこでコーン食べてきた?
知床ネタでなくてすみません! 休日、職場知床を離れてお隣の阿寒摩周国立公園藻琴山に遊びに行きました。薄っすら雪の積もったシーズンオフの登山道を歩いていると、道の真ん中にでーんとクマ糞が。職場を離れても…
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風見鳥
発達した低気圧の影響で、海は大荒れとなって海岸には波の花が打ち寄せていました。海を生活の場としている海鳥も、さすがにこの荒波では避難するしかないようです。海岸に色々なカモメが集まって避難してました。オ…
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フレペの小さな鳥
すっかり寒い季節になりました。峠は路面の凍結による通行止めが続き、最近は夜に雪が降っていたりと、少しずつ冬の実感を感じつつあります。周辺の巡視に回る際にも、手ぶくろが欠かせない、今日この頃…
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ぬたってます
晩秋、森を散策しているとクマと見まがうほどの立派な雄ジカに驚かされることがあります。[caption id="attachment_7886" align="aligncenter" width="4…
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ペレケ川河口にて、カモメ
今の時期、冬のカモメたちがどんどん姿を見せています。一昨日、ウトロ市街の川の河口で見たのはワシカモメというカモメです。北海道以外では稀な鳥らしいのですが、ここら辺ではごく普通に見ることができます。港町…
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噛んではいけない
今年はイチイの果実がよく実っているのを見ます。イチイはイチイ科の常緑針葉樹で、秋になると赤い実をつけます。別名ではオンコともいい、文学や他の分野ではアララギの名の方が有名かもしれません。イチイの実は食…
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知床・ウトロで鮭をみる
先日、「写真ゼロ番地」の写真ワークショップ「日本一の鮭を撮る」に参加してきました。 知床・斜里町は、実は鮭の漁獲量14年連続日本一。 そんな活気に溢れる鮭の水揚げシーンを、知床国立公園すぐそばのウトロ…
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不思議な果実Ⅱ
先日紹介したホオノキの果実の続きです。不思議な赤い袋果はその後どうなるのか?同じモクレン科のキタコブシの袋果と一緒にならべて、定点撮影カメラで記録してみました。上がホオノキ、下がキタコブシの袋果です。…