スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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暴風雪にうんざり
今年の冬は毎週のように暴風雪に襲われています。毎週どころか自然センターは先週末、そして今日と週に2回も午後から暴風雪による臨時休館となりました。湿った雪の重みに木々の枝も大きくたわんでいます。小枝に…
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もしかして、もう春ですか?
今日はなんと気温摂氏10度超え!4月下旬並み?厳冬期の2月とは思えない、まるで春のような暖かさでした。 雪解けも進み、道路には雪解け水がさらさら流れました。 青い空に、キラキラまぶしく輝く雪。その中…
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今年の積雪は
先日、2月16日に知床は暴風雪に見舞われ、自然センター周辺も雪に埋もれてしまいました。あれから1週間経ちましたが、最近は天気が安定しており、雪かきで消耗した体力を回復させるのにい良い機会でした。 さ…
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どっさり屋根の雪おろし
ここのところ週末のたびに知床にやってくる暴風雪。 自然センターの屋根にもどっさりと雪が積もりました。 嵐が去りひっそりと霞んだ空気の中わたぼうしをかぶった木々に囲まれて、 今日は朝から雪おろし。…
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氷のオブジェ製作
知床自然センターの前に、氷のオブジェを作りました。 オブジェの隣にには、滑り台もあります。 知床自然センターを訪れるお客様にも、知床の自然を満喫していただきたい。 スタッフの願いが込められていま…
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氷の芸術
本日、知床自然センターやフレペの滝遊歩道、スキーコース周辺では美しい霧氷が見られました。氷に包まれた木々の枝が太陽の光にキラキラと輝きとても幻想的です。霧氷は通常、太陽が昇り、気温が上昇すると溶けて…
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ミルクシェイクの海
長く続いた暴風雪の後、ウトロの海岸に接岸していた流氷が姿を消し、代わりにシャーベット状の氷泥が海岸に打ち寄せていました。まるでミルクシェイクのような、液体でも固体でもない不思議な白い海。 その…
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嵐の前に
知床半島に発達中の低気圧が接近しています。今夜から大荒れになりそうです。次第に雪の降り方も激しくなってきています。 低気圧の接近を予感しているのか、自然センターの周辺では小鳥たちが一心不乱に餌探しを…
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夕陽まであとちょっと
最近は流氷ネタが続いていますが、性懲りもなく今回も流氷です。ここ数日はびっしり接岸というわけではなく、ところどころ海がちらほら見えています。こういうときは海に陽が反射して、とてもキレイに夕陽が見えるの…
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夜の流氷
別に変な意味はなく、夜の流氷を撮影してみました。見やすいように少し明るさ調整してます。 流氷が来るとすべての景色がいつもと違って見えます。そしてさざ波の音が聞こえなくなるため、いつもより静かな夜に感…
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まるで雪原
久々に青空が広がり、流氷もビッシリと湾に入ってきました。どこまでも歩いて行けそうなくらい、雪原のように広がっています。知床の冬、いよいよ本番といった感じです。オジロワシ、オオワシの姿も流氷上に見られる…
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お待たせしました!流氷です。
今か今かと待っていた流氷がついにウトロにもやってきました。 流氷初日にしては結構迫力ある流氷がすでに接岸しています。 昨年より3日早い流氷初日です。毎年のことですが、流氷がやってくるとホッとし…
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彗星の見える夜
昨日1月16日は久々に晴れ、夜は満天の星空を見ることができました。 [caption id="attachment_5640" align="alignleft" width="315"] 自然セン…
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嵐の前に
今日は低気圧の接近で荒れたお天気でした。夕方には知床自然センターの屋根の一部が強風で吹き飛びました。 写真は昨日。嵐の前の穏やかなお天気にツグミがナナカマドの赤い実をしきりについばんでいました。今日…
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小さなかじり痕
雪が積もると、足跡や食べ痕など生き物たちの痕跡がはっきり残ります。雪がない時には気づかなかった生き物たちの息づかいを感じることができます。写真はモモンガがトドマツの葉をかじった食べ痕。とても小さな痕…
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新年もフレペの滝遊歩道で
今日は快晴。新しい年が始まりました。 昨年は遊歩道沿いに咲くたくさんの草花を紹介しましたが、 そんな花たちがマイナスの気温の中で、この雪の下ひっそり春を待っているかと思うとなんとも不思議な気持ちに…
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羅臼の海
羅臼で実施中のトド調査に顔を出してきました。トドの専門家である石名坂研究員が主体となって、知床半島羅臼側根室海峡への来遊状況を調べています。お手伝いいただいている酪農学園大学の学生さんと共に、年末…
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冬の夜空
今日はクリスマスということで今年も残すところあとわずかになってきました。 季節の変化は山の色や気温の変化だけでなく、星の変化でも感じることができます。冬は空気が澄んで星の光が一段と強く見えるような気…
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ハリギリの実とハギマシコ
海に面した強風吹きつける断崖で、斜面を飛び交う小鳥の群れに出会いました。群れで斜面を移動しながら、何かついばんでいます。小鳥の名前はハギマシコ、ついばんでいるのはハリギリの実です。今年は木の実も豊作…
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冬の森歩き
[caption id="attachment_5579" align="alignright" width="372"] ナナカマドの実[/caption] 冬ごもりとは言いますが、何もないかとい…
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凍った川を泳ぐサケ
知床も本格的な冬に突入しました。肌を刺すような北風がつらい季節です。 冬になると川も凍ってきます。流れる水が凍るというのは何か妙な感じがしますが、表面に氷が張るだけで中の水は流れてます。 知床の…
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爆弾低気圧
急速に発達した低気圧の接近で、昨夜から大荒れの天気となっており、知床自然センターは臨時休館しました。また半島基部とをつなぐ国道は未明から通行止となっており、現在斜里町ウトロ地区は孤立状態になっていま…
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森の中で
真剣な顔?でトドマツを調べるクマゲラに出会った。一人で森の中にいたせいか、それとも彼が穴を穿つのに集中していたせいか、至近距離まで近づいてきた。クマゲラには失礼だか、真剣そのもののそのしぐさがちょっ…
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オオワシVSカラス
知床の冬鳥といえばいろいろいますが、やはり始めに名があがるのはオオワシではないでしょうか。最近よくオオワシを見かけるようになりました。越冬のため遠く大陸から日本に渡ってきたのでしょう。 今朝は国立公…
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誰の仕業?Part2
巣箱の片隅に几帳面に積まれたドングリの山。きれいに殻(皮?)がむかれ、一部は薄皮もむかれていました。一体誰の仕業でしょうか? 私の自宅周辺に取り付けたこの巣箱はコンパネ製の箱型で、シジュウ…
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誰の仕業?
クマゲラの穿った穴を覗くと。中にはオオバボダイジュの種子ばかり、たくさん!誰がやったのか・・、わかりません。ネズミ?リス?カケス?・・。別の穴には葉のついたまま入っているものも! …
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なぜここに?どこから来たの?
「トド、お前もか!」 知床世界自然遺産の町、斜里町では、これまでにも市街に野生動物が出没するようなことはありました。エゾシカなどは当たり前、過去にはゴマフアザラシの子やヒグマが出没したこともありま…
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知床連山と光の柱
昨夜のこと。知床連山と冬の星座を撮影しようとカメラを構えていたら不思議な光景を目にしました。 夜空に数本の光の柱が浮かんでいるではありませんか。これは何かの予兆?何かが天から降臨してくるのか?と一瞬…
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歩行グマ天国?
知床自然センター周辺の道路もうっすら雪に覆われました。 雪の上には動物たちの足跡がくっきりと残り、たとえ姿を目にすることがなくても、彼らの存在をよりはっきりと意識することができます。 既に冬期閉鎖と…
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さあ!取り掛かるぞ!冬支度編
今朝の気温はマイナス2℃。ずいぶん寒くなってきました。 朝、いつもよりしばれるな~と思い、起きてすぐ外を見ると、一面の雪景色!冬の到来です。 そして、今日は赤白ポールを立てるのにはうってつけの良い…