スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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きっと何処かで
平地は雪が少ないですが、山々は雪に覆われ、冬の眠りについています。 暖かい地方に移動する鳥、ここに残って極寒の季節を過ごす鳥、春まで冬眠してやり過ごす動物・・・。 カワガラスは凍ってない水面か…
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走る走るよキバシリは
年も明け、知床でも雪が積もり、ようやく想像していたような冬の風景が見られるようになってきました。森の中に繰り出せば、聞こえるのは鳥の鳴き声、見えるのは鳥の動き、感じるのはクマ、ではなく鳥の気配。自然、…
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樹になる樹、樹になる鳥
冬になると樹々の葉が落ちて見えにくかったものが見えやすくなります。 夏は気が付かなかったヤドリギの葉がよく見えるようになりました。ヤドリギは樹に寄生する樹で、冬でも常緑です。晩秋から冬にかけて果…
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まるいお客さま
昼の休憩時にスタッフが「エゾライチョウかも!」と言うので見てみるとセンターのすぐ隣の森にエゾライチョウがご来園してました。 縞々なおなかにつぶらなの瞳。 なんといってもこの真ん丸のフォルム。 私…
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ヒツジたちの沈黙
シミュラクラ現象という現象をご存じでしょうか。 例えば三つの点があると、人や動物の顔にように見えてしまう脳の働きのことです。 (゚∀゚) (´・ω・`) ( ゚Д゚) ←こういう記号の配列が表情を…
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冬の道化師
冬になると沿岸でよく見られるようになるのがシノリガモというカモです。 その特徴的な模様は一度見たら忘れられないでしょう。 特にオスは首から肩にかけての白いラインが目立ちます。 シノリガモは英…
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水の形、命の形
最近の冷え込みで動きの緩やかな川の水面や、滝の水が凍りはじめています。 この季節、気温が上がれば氷はまた水に戻ります。凍結と融解を繰り返しながら、知床は厳冬期へと向かっていきます。これからの季節は水…
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波の花吹雪
発達した低気圧の影響(最近この表現ばっかりですね)で、オホーツク海沿岸は強風と大波が押し寄せています。 港ではテトラポットや岩礁に打ち付けられた波が、波の花を作り、それが強風に飛ばされて辺りに散らば…
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雪の妖精は年中います
冬が近づきオオワシやオオハクチョウなど冬鳥が見られるようになってきました。 冬の鳥と言えば、巷でかわいいと人気の『雪の妖精』ことシマエナガを思い浮かべるのではないでしょうか。 シマエナガ、実は…
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Wと□とアンドロメダ
先日の金星と木星の大接近をご覧になったでしょうか。 ただの光の点と思ってしまえばそれまでですが、天体ショーは地球も宇宙も常に動いているのだと実感させてくれる自然現象です。 星座をつくる恒星たちも季…
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From Russia with Love
冬の訪れを感じるこの頃、知床でもオオワシが見られるようになってきました。 黒と白と黄色のコントラストの強い独特な模様は、遠くからでもすぐに分かります。 オオワシは日本で最大の鳥でありオジロワシ…
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木金土
最近、惑星である木星と金星が接近しており、来る11月24日に最も接近するようです。 夕方に南西の方角を見ると明るい星が2つ見えます。 本日は金星が地平線に近い場所に、木星がその上に位置していました…
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嵐の中で
発達した低気圧の影響で海は大しけとなってます。 斜里町には波浪警報が出るほどですが、そんな波風の中、カモメは元気に飛び回ってました。 彼らの狙いは波間に浮かんでくる小魚でしょう。 狙いをすま…
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さらば埃よ~五湖フィールドハウス~
今日は知床五湖フィールドハウスの大掃除を行いました。 (*知床五湖は11月8日に閉園し、現在は関係者以外は立ち入ることは出来ません) 営業期間中は毎日かかさずお掃除はしていましたが、 今日はもっ…
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冬のツグミ
私はカモメが好きなのですが、同じくらいに「ツグミ」が好きです。 冬になるとやってくる、「スズメよりも大きくてハトよりも小さい鳥」・・・。 枯れた木にとまっていたり、地面を歩いていた…
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すばる
そろそろ冬の星座が見られるようになってきました。 秋の夜長、星座観察などはいかがでしょうか。 日が暮れて東の空の方を見ると、ぼーっと光る『すばる』が見えるようになりました。 すばるはプレアデ…
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ユリとミツユビ
今の季節、斜里川の河口には色々なカモメが集まります。 大きいシロカモメ、オオセグロカモメ、セグロカモメ。中間の大きさのカモメ、ウミネコ。 そして小さなユリカモメとミツユビカモメ。 大型のカモ…
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カラスの川流れ
川を眺めていると黒い小鳥が上流から流れてきました。 これはカワガラスというスズメ目カワガラス科の鳥で、渓谷など川沿いに生息しています。 黒いからカラスという名がついてますが、カワガラスはカラスの仲…
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叩けばホコリが出る
『叩けば埃(ほこり)が出る』とは「どんな人でも、深く細かく探れば、何か欠点・弱点が見つかること」を意味する言葉です(広辞苑より)。 使い方としては、「あの人は言葉では立派なこと言っているけど、叩けば…
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旅に出かけよう
旅はよいものです。 普段の生活から離れ、見知らぬ景色や人々を見たり知ったりする経験は人生を豊かにしてくれると思います。 旅をするのは人だけではありません。渡り鳥は1年の間に2回、大旅行をします。 …
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寒い日の川と鳥
本格的な冬が始まりつつありますね。 山の上ではもう雪が積もっているようです。この分だと、下界にやってくるのもそう遠くはなさそうですね。 先日斜里川河口まで鳥を見に行ってきました。 …
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ウサギの尻尾?
樹から妙なものが生えている! ウサギの尻尾のようにモコモコしている! 何かと思ったらキノコの仲間で、ヤマブシタケでした。 ヤマブシタケはサンゴハリタケ科のキノコで、食用にもなります。 名前…
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シマリスの秘密ポケット
今年はドングリの実りが良いようで、森のあちこちで落ちているのを見ます。 ドングリとはざっくり言うとブナ科の樹木がつける果実のことですが、知床では主にミズナラとカシワがドングリを実らせます。 ドング…
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紅葉が山から下りて来る
この数日は季節外れの暖かさとなっていますが、高い山では紅葉が進んでいます。 10月1日の知床連山の紅葉ですが、極楽平(標高800~900m付近)の辺りで見頃となっていました。 紅くなるのはナナ…
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渚にて
台風の過ぎ去った後、海岸を歩いてみました。 海岸には色々な物が漂着するので、特に大波が発生した後は歩いてみると面白いです。 海岸漂着物を観察したり採集したりするのをビーチコーミングといいます。 …
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どんぐり
山の木々が黄色や赤色に色づき始め、季節の移り変わりを感じるようになってきました。 フレペの滝遊歩道の巡視に行くと、 「ジュェー、ジュェー」 と、大きな声がしました。声がした方向を見ると、大きなミ…
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これは何マツ?
針葉樹のマツですが、知床ではあまり種類が多くないので簡単に覚えることが出来ます。 上の写真はカラマツと言います。もともとは北海道になかったマツで、知床では大正時代以降、植林するために本州から持ち込ま…
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遠音別川のサケと地層
斜里からウトロに向かう途中、遠音別川という河川があり、そこではいまサケの遡上を観察することができます。 [caption id="attachment_9629" align="alignnon…
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無垢なものたち
北海道の9月は、肌寒かったり暑かったり忙しいですね。 散歩するにはとても良い気候です。日向に出れば暖かく、日陰に入れば涼しい。まさに秋ですね。 こんな心地いい気候はあっという間に終わり、これから厳…
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夜の女王
昨夜は中秋の名月でしたが皆さんご覧になられたでしょうか。 知床では快晴となり、知床峠からは国後島から上る月を見ることができました。 月の左側の山が羅臼山、右側の山が泊山です。  …