動物
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愛があふれています
フレペの滝遊歩道を散策中、ミドリヒョウモンのオスがメスを誘っていました。葉にとまっているメスの周りをオスが飛んだりとまったりし続けるその様子は見ていて飽きません。 …
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観察してみよう!
知床五湖地上遊歩道を歩いていると色々な生き物を見ることができます。足元の笹が動いている場所を見てみるとアマガエルを見つけました。 他によく見かけるものとしてキノコがあります。下の写真は一見、…
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台風3つ、もうたくさん!
知床はお盆後半から度重なる台風襲来を受けました。8月17日の台風7号、8月21日の11号、23日の9号と立て続けに3つの台風が北海道に上陸、知床半島をかすめていきました。15日の降り始めから昨日23…
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水の中は別世界2
いよいよお盆が近づき、国立公園内の観光スポットは大変混雑してきました。 せっかくの夏休み、訪れたみなさんに知床の自然を満喫していただきたいですが、混雑だけは我々にもどうにもならないところです。ごめん…
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水の中の別世界
知床にも短い夏がやってきました。水温が低くなかなか海水浴というわけにはいかないオホーツク海ですが、磯遊びには最高の季節です。 潮だまりに腰を下ろして、じっと動かずにいると、何もいないと思っていた視界…
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空へ
彼らは長い間、暗い土の中にいた。来る日も来る日も光を見ることなく、木の根ばかりを吸って生きてきた。土の中は変化がなかったが、ときどき動物たちが土を掘って、仲間が食われた。ひたすら暗闇で耐え忍ぶ日々。だ…
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晴、時々クモ
最近、フレペの滝遊歩道付近でクマとの遭遇が相次いで、遊歩道が閉鎖になる事が多いです。しかし今回は、フレペの滝遊歩道で遭遇したクモをご紹介したいと思います。写真はカバキコマチグモといって、日本産のクモ…
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フェンスの向こうに
とある日のとある市街地柵。ふとフェンスの奥を見ると、メスのエゾシカの足元には、体に斑点のある小さな子ジカが懸命に立っていました。その日の朝に生まれたばかりと思われます。エゾシカの場合、子ジカは生まれて…
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鵺
私はトラツグミ。ツグミ科の小鳥。またの名を「鵺(ヌエ)」、「鵺鳥(ヌエドリ)」とも言います。ヌエというと妖怪を思い浮かべる人も多いのでは?平安時代の京都に現れたと言われる、サルの頭と虎の胴体、蛇の尻尾…
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育角休暇
角がないけどオスなのです。冬を乗り切ったオスのシカたちは古い角を捨て、新しい角を作る準備を始めました。角の折れた箇所が少し痛々しいです。これから秋にかけて袋角がどんどん成長していきます。角のないシカな…
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イタチの仲間の勢力争い
この4月から道庁知床遺産担当の方が現地ウトロに赴任されました。これから一緒にお仕事することになりますが、早速赴任された道職員の方からアメリカミンクの交通事故情報と写真を提供いただきましたので、紹介し…
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シカの素顔
知床にいるとシカを見る機会は多くあります。ですが人に見られているシカはやはりどこか緊張感を持っているもので、常に人の存在を意識しているものです。観測そのものが対象に影響を与えてしまう、物理学の観察者効…
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ゆらゆら、ぷかぷか、春の海
昼休み、昼食を買いに車を走らせていると、海鳥に混じって、海面にテカテカ光る物体。 双眼鏡で見ていると、水面で立ち泳ぎしながら居眠りするゴマフアザラシでした。なんとも気持ちよさそうにゆらゆら、ぷかぷか…
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空飛ぶリス
樹上から「カカカカッ」と高速で木をつつく音が聞こえ、アカゲラかな?と目を向けるとアカゲラ以外の動物も見つけました。 エゾモモンガです。お互い目が合いました。 近距離だったので逃げ…
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春の足音
ここ数日の暖かさで道路沿いの斜面の雪もだいぶ解けてしまい、ちょっとしたさみしさを感じている今日この頃ですが、その恩恵にあずかっている生き物も目にします。エゾシカは、雪深い冬の季節は食べるものが少なく、…
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氷上にて
今の時期、ウトロではワシが普通に見られるので、本州から来られた方は驚かれます。流氷上にとまっているオジロワシやオオワシは冬の知床を象徴する景色かもしれません。今朝は氷上に2羽のオジロワシと1羽のカラス…
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家畜じゃない
親愛なるキツネへあなたは家畜じゃないその牙は甘いお菓子を食べるためではなく、ネズミをかみ殺すためにあるその目は餌をくれそうな人を探すためではなく、繁みに隠れた獲物を探すためにあるその耳は黄色い歓声を聞…
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トッカリをさがせ!
流氷が押し寄せてきた今日この頃、ウトロから自然センターに行く途中の見晴橋は流氷を展望するのに絶好の場所です。流氷をよーく見てみると、実はトッカリ(アザラシ)なんかが氷上に寝そべっているのが見えたりしま…
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氷点下の虫
今年は暖冬と言われ、日本各地で平年より気温が高かったり、雪が少ないと言われています。自然センター周辺も、なんだか雪が少ないです。それでも、少なくともこの1週間は気温がプラスになっていません。寒いです…
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ほわほわ、空飛ぶ雪玉
森を歩いていると、白い小鳥の群れが森の中を移動していきました。ほわほわした真綿のような白い羽毛に黒ゴマのような眼、長い尾っぽ、シマエナガです。針葉樹の小枝をしきりにつついていました。一か所に留まらず…
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リサイクル
何かを懸命にかじっているシカがいました。樹の枝でもかじっているのかしら?と思ってよく見てみると、シカの角ではありませんか。角っておいしいのでしょうか?調べてみると、シカの角は主にリンとカルシウムででき…
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サケが支える
冷たい北風が吹きつける河口にたくさんのカモメたちやオジロワシが舞っています。きっと何かあると思い、川に近づいてみると、いくつもの魚影がありました。シロザケです。シロザケには秋早い時期に遡上するグルー…
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いよいよ雪の季節のようです
うっすら雪景色となった休日、我が家で薪割りをしていると、ピューッと優しい鳴き声が。声の主を探してみると、真っ赤なエゾノコリンゴの実をついばむ、ずんぐりした鳥の姿がありました。ギンザンマシコです。夏場…
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追跡
昨夜からの雪が知床五湖の高架木道にうっすらと積もりました。入口には小さな先客の跡。第一展望台を過ぎても続く足跡はエゾクロテン?[caption id="attachment_6537" align="…
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オショロコマの産卵期
魚も恋愛感情を持ったりするのでしょうか。10月下旬頃から、ひそかに河川ではオショロコマが産卵期になっていたりします。ウトロを流れるペレケ川では、今オショロコマの産卵を観察することができます。メスの周り…
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ヒグマのごはん(キハダ)
広葉樹はほとんど落葉してしまい、すっかり見通しが利くようになりました。地面には厚く落ち葉がふり積もってフカフカ、歩くとカサカサ、心地よい音がします。 いつもなら紅葉の季節にちょっと立ち止まって耳を澄…
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エゾリスの冬支度
先日の嵐が過ぎ去ってから、すっかり季節が変わってしまいました。木の葉は風で散ってしまい、冬枯れの森となっています。昨晩は雪がちらついていました。[caption id="attachment_6500…
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過酷な旅
山麓の木々も色づき始め、朝晩の冷え込みも厳しくなってきました。 国立公園外の河川でも遡上するシロザケの姿を多く見かけるようになりました。遡上の様子を観察するには大きな川よりも小さな川のほうがすぐ近く…
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クルミ、パッカーン!
河畔林を散策していたら、いきなりググッという声に呼び止められました。声の主はエゾリス、樹上でオニグルミの堅果を割っているところでした。それ以上近づくな!という警戒音を出しつつも、大好きなクルミ割りは…
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最近のマッチョジカ
[caption id="attachment_6423" align="alignright" width="280"] 今回の角突きは本気ではなく、遊び半分のようです[/caption]最近オスジ…