動物
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春の渡り
知床半島の基部、斜里町の畑にヒシクイ(ガンの仲間)が春の渡りで戻ってきました。 彼らは夏にカムチャッカ等で繁殖し、冬には本州北部(宮城県等)で越冬する1年のサイクルを繰り返しています…
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海が荒れた後は河口へ行こう
奥蘂別川河口にカモメが集まっていました。 海も波が高かったので、一休み中のようですね。 友人が、「天気が荒れたら変な鳥が来ているかもしれない」と言っていたことを思い出しました。 もしかしたら、普…
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いきものの集まる場所
いきものの集まる場所、知床だから当たり前だろうって。 そうなんですが、そうではないんです。 もっとミクロな視点、というよりもっと日常的な話です。 それは、事務所出入口に集まるガた…
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のんびり鮭観察
カラフトマスが2年の旅を終えて帰ってきました。 毎年のことですがやっぱり今年も遡上を見たくて、川に足を運んでしまいます。 知床の河川では様々な場所で遡上を観察できますが、私はヒグマ…
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足元にご注意ください。
フレペの滝遊歩道、足元注意。 今の時期、遊歩道上では度々バッタが産卵していますので、周りの景色を楽しみつつ、足元も注意してご散策ください。 [caption id="attachment_10…
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嘴の不思議
前回以久科原生花園に来た鳥たちを”シギチ”と呼んだのですが、シギチとは何ぞやとの指摘があったのでまずは補足説明から。 シギ科とチドリ科の水辺の鳥たちを総称してシギチと訳して呼んでいま…
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セミよ、そこはダメだ。
先日、自然センターの裏の倉庫の壁にコエゾゼミを発見しました。知床に生息するセミでは最も大きな種類で、背部にマク〇ナルドの黄色いマーク(逆さ)があるのが特徴です。 発見時は、こんなところにセミがいるな…
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そろそろ秋の渡り
まだ気温が30℃まで上がる日もありますが、日も短くなり何となく秋を感じるようになってきました。関東育ちの身としては、紫陽花と向日葵とコスモスが同時に咲いているこの時期の季節はいまいちよく分かりません。…
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カモメはカモメでも
カラスやスズメのように、カモメは誰でも知っているメジャーな鳥でしょう。港にカモメがいるのはごく自然な光景です。 しかしひとまとめで「カモメ」といっても、実はとても奥が深いもの。冬には…
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フレペ 子育て真っ盛り
最近知床ウトロは最高気温15度前後と肌寒い日が続いています。(夜は10℃以下に冷え込むので、先日ついストーブをつけてしましました) そんな中でも野鳥たちはせっせと子育てに忙しいようで…
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羅臼の海に舞う
6月は羅臼の海はシャチシーズン。というわけで羅臼の観光船に乗船してきました。 [caption id="attachment_10508" align="aligncenter"…
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森のナルシスト?
知床五湖の巡視中、キビタキと目が合った(と思ったのは自分だけかも)。 その美しいキビタキの英名は「Narcissus Flycatcher(ナルキッソス・フライキャッチャー)」 …
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善知鳥
アイヌ語で「突起」を意味する名前を持つウトウ。 何度見ても変な嘴をしているなと感じます。 この日はウトロ漁港ケイマフリ達に交じって、4羽ほどウトウがイカナゴのような…
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遠路はるばる
森の中で声が聞こえると、パッと姿が思い浮かぶ鳥。 オオジシギです。 この時期昼夜問わず鳴き声を耳にしますが、飛んでいくのが早すぎてなかなか見るこ…
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丸い穴ではない
メイン画像中央の丸い穴は、今回の話には関係ありません。注目すべき点ではなく、そこには何もありません。 この穴は、電気牧柵用の支柱にドリルによってあけられた穴で、電気を通すワイヤーを固定するためのピン…
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いつメン
今の時期、よく出会える野鳥にノビタキがいます。 フレペの滝遊歩道が閉鎖になる直前も、「いつメン」として遊歩道で出会いました。 胸のあたりが橙色なオス。 (個人的には食パンの耳…
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春の訪れ
先日、日差しの暖かい日に池の近くを歩いていると、あちらこちらから不思議な声が。 声が聞こえてくる方に目を凝らして待ってみると…動き出しました。 エゾアカガエルが泳いでいました。…
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港から海鳥を見る
まだ雪が降り冬が抜けきらない知床ですが、海鳥たちは繁殖のために戻ってきています。 先日港に行ってみると、海が見る前からケイマフリの声が聞こえ、その存在に気づきました。 ケイマフリは…
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身近
知床のいいところは、と聞かれれば、答えはいくつもあるかと思います。 その一つに、身近なところでいきものたちと出会える、ということは間違いなく入っているでしょう。 遊歩道と名の付く場所はもちろん、移…
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オロンコ岩のウミウ事情
オロンコ岩に海鳥たちが繁殖のため戻ってきています。 岩棚をよく見ると、ところ狭しとウミウとオオセグロカモメがいるのがわかります。 [caption id="at…
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FLY!
テレビのニュースでは東京の桜が満開とのこと。 こちら知床はまだ海に流氷が浮かび、 冬の終わりと春の始めが行ったり来たりしている時期ですが、 動物達は来る春の訪れをしっかりキャッチして生き生きと活…
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ヘッドスローディスプレイ
気温が上がり、雪が解け始め、流氷の勢いも弱くなってきました。 冬の終わりは確実に近づいていて、少し寂しい気もしますが、じき春はやってきます。 さて先日、遠音別川の河口にホオジロガモ…
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落ち葉をかきわけて
山を散策中、なぜか雪が掘られ、落ち葉が散乱している場所がありました。 ・・・事件のにおいがしますね。 接近してみましょう。 &nb…
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樹になる樹、樹になる鳥
冬になると樹々の葉が落ちて見えにくかったものが見えやすくなります。 夏は気が付かなかったヤドリギの葉がよく見えるようになりました。ヤドリギは樹に寄生する樹で、冬でも常緑です。晩秋から冬にかけて果…
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まるいお客さま
昼の休憩時にスタッフが「エゾライチョウかも!」と言うので見てみるとセンターのすぐ隣の森にエゾライチョウがご来園してました。 縞々なおなかにつぶらなの瞳。 なんといってもこの真ん丸のフォルム。 私…
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冬の道化師
冬になると沿岸でよく見られるようになるのがシノリガモというカモです。 その特徴的な模様は一度見たら忘れられないでしょう。 特にオスは首から肩にかけての白いラインが目立ちます。 シノリガモは英…
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雪の妖精は年中います
冬が近づきオオワシやオオハクチョウなど冬鳥が見られるようになってきました。 冬の鳥と言えば、巷でかわいいと人気の『雪の妖精』ことシマエナガを思い浮かべるのではないでしょうか。 シマエナガ、実は…
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From Russia with Love
冬の訪れを感じるこの頃、知床でもオオワシが見られるようになってきました。 黒と白と黄色のコントラストの強い独特な模様は、遠くからでもすぐに分かります。 オオワシは日本で最大の鳥でありオジロワシ…
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嵐の中で
発達した低気圧の影響で海は大しけとなってます。 斜里町には波浪警報が出るほどですが、そんな波風の中、カモメは元気に飛び回ってました。 彼らの狙いは波間に浮かんでくる小魚でしょう。 狙いをすま…
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冬のツグミ
私はカモメが好きなのですが、同じくらいに「ツグミ」が好きです。 冬になるとやってくる、「スズメよりも大きくてハトよりも小さい鳥」・・・。 枯れた木にとまっていたり、地面を歩いていた…