スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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おんぶカモメ
ウトロの海岸や漁港では色々な海鳥を見ることができます。 その中でも発見しやすいのがオオセグロカモメとウミネコで、このカモメたちは毎年ウトロ周辺で営巣し繁殖しています。 先日、オオセグロカモメとウミ…
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6年目の春
今年でフレペの滝遊歩道の開花調査も6年目を迎えました。私たちの身近なフィールドでもあるフレペの滝遊歩道の花々を根気強く見守り続けてきましたが、その中である法則があることが判ってきました。それは、その年…
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火口湖に立つ
春限定、しかもほとんど誰も来ない、とっておきの場所をご紹介します。 世間を賑わせた史上最長のゴールデンウィークもここなら貸し切り、 「火口湖」です。 同じ火口湖といってもご近所の屈斜路湖や摩周湖…
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銀のしずくふるふる
森の中を歩いていてふと立ち止まると、どこからともなく、ぽたっ…ぽたっ…ぱたっ…音がきこえます。天気は快晴。前日にも、雨も雪も降っていません。 なんだろう?ぐるっと見回すと… ありました!樹上は…
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青い木片
森を歩いていると、たまにこんな青い木片に出会うことありませんか? 自然界ではなかなか見られない青い色をした物体ですが、れっきとした生き物です。 その名をロクショ…
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旅の仲間
斜里町でマガンの飛来を確認しました。 オオヒシクイとの混群で、数十羽の群れでした。 手前の小型で嘴の付け根が白いのがマガン、嘴が黒っぽくて大型のがオオヒシクイです。 比較してみるとオオヒシク…
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素晴らしき裏山、知西別岳
今年の春も知床峠が無事に開通しました。 峠の開通は、近隣の山スキーファンがにわかに色めき立つ、知床の山々の春スキーシーズンの到来も意味しています。 私にとって平成最後となる山スキーは、知床自然セン…
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ウトロの春は、夏と冬。
先日、雪が解け始めた森へ春探しに行ってきました。日陰になっている所はまだ雪が多く残っており、林道は車で奥まで入れませんでした。歩いて進んでいくと、道の脇には沢山のフキノトウが開花し、暖かな陽気でチョウ…
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ラナ・ピリカ
雪がとけ眠っていた小さな生き物たちが目覚める季節です。 知床で真っ先に目覚め産卵を開始する両生類が、エゾアカガエルです。 ラナ・ピリカ(Rana pirika)は学名で、ラナはラテン語でカエルを意…
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今の季節ならではの楽しみ
寒い冬が明け気温も少しづつ上がり、外を散策するのに快適な日が増えて来ましたね! 先日、知床五湖の小ループコースを散策しました。遊歩道の脇には、まだまだ雪が残っています。そこで素敵な野生動物達の落とし…
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カラスじゃないよ、ハシブトガラだよ
フレペの滝遊歩道の巡視がてら、自然観察をしてきました。 林内ならたいていどこでも見かけることができる野鳥、ハシブトガラを真っ先に観察できました。 枝先でちょこちょこ動きながら、…
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ウミウたちの春
本格的な春になってきた今日この頃です。 ただ、また雪の予報も出てますので油断はできませんね。 この時期は山の鳥・海の鳥に限らず繁殖シーズンですね。 いまだ海岸近くで浮かんでいるシ…
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春のたより
長い長い冬が終わり、生き物たちが騒ぎ出す季節です。 タイマーが仕掛けられていたかのように、植物は芽吹きます。 エゾノバッコヤナギが花を咲かせました。黄色く見えるのは花びらではなくおしべです。 …
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お辞儀をする鳥
最近、斜里からウトロにかけての沿岸にウミアイサの群れが見られるようになりました。 ウミアイサはカモ目カモ科の水鳥で、日本では冬鳥です。水中に潜って小魚などを食べます。 アイサは漢字では『秋沙』と書…
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美しい鳥 ハクセキレイ
本州のほうでは桜が見ごろを迎えているようですね。 北海道も、厳冬期から見ればだいぶ暖かくなりました。とはいえ、流氷がまだウロウロしていたり、積もるほどの雪が降ったりと、まだまだ冬だなと感じる今日この…
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本日は雪。でも春。
4月にもなると、知床でも春を感じます。気温はマイナスでも、春だなぁと日々感じます。寒さが緩み、天気の良い日は森の鳥たちがさえずり始めます。 この時期、自然センター周辺では、動物たちがイタヤカエデか…
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事件の現場
先日、ウトロの沿岸には久々に流氷が接岸しました。これが最後の機会かもしれません。 沖の方を見てみると、何やらカラスがいっぱい集まっていました。 よく見ると白い氷の上が、血のようなもので赤く染まって…
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半島の中心で流氷を見る
知床自然センターや知床五湖がある斜里町からだと見えない山、 だけど知床連山を構成している一座である「東岳」へ羅臼側からアクセスしてスキーで行ってきました。 [caption id="att…
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引っ越しの季節
もうすぐ新年度を迎え、これから新生活を始める方も多いのではないでしょうか。新年度に合わせ大移動をする私たちと同じように、多くの鳥たちもこの時期は繁殖地を目指し北へ大移動をする渡りの季節です。知床では現…
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“何度も歩く”のすすめ
全国各地で桜の開花がニュースとなっていますが、ここ知床では雪が解けて地面が見えたと思ったら再び雪が降り、景色は行ったり来たりを繰り返しています。こちらは2週間前の「開拓小屋コース」の様子ですが、春の重…
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冬鳥を名残惜しむ(ツグミ編)
3月ももうすぐ終わろうとしています。4月には新しい年号が発表されるとのことで、時の流れの早さを感じますね。 冬の終わりは渡り鳥との出会いと別れの時期です。 冬鳥とはもうすぐお別れです。彼らはこれか…
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ずっしり重い春の雪
写真はここ自然センターの前に冬だけOPENする森づくりの道「冬の森コース」です。https://center.shiretoko.or.jp/wp_control/guide/mori/fuyu/ …
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知床レイヴンズ
知床では冬になると大陸からオオワシやオジロワシが渡ってきますが、カラスの仲間であるワタリガラスも渡ってきます。 ワタリガラスはスズメ目カラス科の鳥で、日本では最大のカラスです。 またの名をオオガラ…
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冬の森
知床自然センターの目の前の道路を挟んで反対側にある、森づくりの道の開拓小屋コースの巡視に行きました。 この日は天気があまり良くありませんでしたが、視界を遮るものがないため知床連山がとても近く見え、迫…
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月夜の流氷
昨夜はスーパームーン。 会議で帰宅が夜になったので、月夜の流氷はどんなものかしらと 毎朝撮影しているプユニ岬に立ち寄ってみました。 月に照らし出された氷と海のモノトーンの世界に、BGMは…
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ストーンズ風(?)羅臼岳
1月の羅臼岳・西面の写真です。 まるで雲の中からベロをだしているように見えませんか? 立体的な舌のように見える部分は、舌状の溶岩流です。 [caption id="attachmen…
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「かわいい」から始める森林生態学
森の中で作業をしているとスタッフの一人が木の上にエゾモモンガを発見しました。 モモンガはリス科の小型哺乳類で、日本にはニホンモモンガとタイリクモモンガの亜種であるエゾモモンガの2種類が生息しています…
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氷上ぐらし
寒波の影響で流氷はぎっしりと来ています。 鳥や動物たちは凍った海でどうしているのだろうと、沖の海面が開いているところを双眼鏡でよーく見てみるとオオワシやアザラシがいました。 …
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バケツにうっかり
職場の倉庫で作業の準備をしていると、スタッフが小さな動物を見つけました。 バケツの中にエゾヤチネズミです。 食料の厳しい冬に、倉庫に保管されていた牧草に呼ばれて中へ入りこんでしまったようですが、積…
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小さいけど鷹
今日は住宅の庭で死んでいたという鳥を引き取りました。 ツミという小型のタカでした(※)。 どうやら窓への衝突で死んでしまったようです。 窓ガラスに鳥がぶつかることはよくあり、軽い脳震盪ですむ…