スタッフのフィールドノートとは?
About “Field Note”
知床に暮らしているのは野生動物だけではありません!「スタッフのフィールドノート」は、知床の自然を最も身近に体験しているスタッフがお届けする日々のブログです。移り変わる季節の中で見つけた小さな発見や、スタッフならではの知床の過ごし方、なかなか見ることができない登山道の様子など、ここにしかない生きた情報を発信しています。
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ツリークライマー
クライミングをしたことはあるでしょうか。 手足を駆使して壁や岩、樹などを登っていくスポーツです。 自分が四本足の動物になった気分になれるし、上に登れた時は達成感があります。 ただリスやサルなど樹…
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歩くカラス
朝センターに出勤すると、たいていカラスが出迎えてくれます。 屋上のアンテナや木に留まっていることがほとんどですが、たまに地上に降りてきて、こうやって足跡を残していきます。 ここにカラスが気になるも…
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波音が消えました
昨日は氷泥の中に氷が漂うミルキーな海で流氷接岸はまだだなとぼやいていましたが、今朝海を見てみるとしっかり接岸しました。 昨日の夕方近くには接岸していたのかもしれませんね。 氷に覆われ、波音をなくし…
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ミルキーな海
流氷の本隊が徐々に近づいてきました。 氷泥と氷の塊が混ざったようなミルキーな海になっています。 上から棒でかき混ぜて絵でも描きたくなるような、そんな海ですね。 「これは流氷接岸ではないのですか?…
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ウソを吹く鳥
冬になると夏鳥がいなくなって見られる種類も減ってしまうのですが、冬だからこそ見られる鳥もいます。 冬枯れの森、ヤチダモの枝にとまって種を食べている小鳥がいました。 ウソです。 ウソ(鷽)はアト…
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流氷初日
プユニ岬から流氷が確認されました。 雪雲に覆われながらも、合間からチラっと姿を見せてくれました。 ウトロの流氷初日です! 昨年の流氷初日は今年より3日早い1/11でしたが、流氷の本隊が接岸したの…
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イヌ科とイノシシ科
新年あけましておめでとうございます。 今年も自然情報ブログをよろしくお願いします。 今年はいのしし年ということですが、まず北海道に野生イノシシは生息していません。イノシシは本州、四国、九州、沖縄に…
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3Dフットプリント
フレペの滝に行く途中、雪の上に奇妙なものが見られました。 おそらくキツネの足跡(フットプリント)ですが、立体的に残ってます。 これは風紋とかシュカブラとか呼ばれるものです。 動物や人が雪…
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トナカイは何語?
もうすぐクリスマスですね。クリスマスと言えばサンタクロースのソリとそれを引くトナカイを連想するのではないでしょうか。というわけで今回はトナカイの話です。 [caption id="attachm…
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トド 海馬 Steller’s sea lion
知床半島の東側、羅臼町沿岸の某所へ、久々にトドの調査に行ってきました。 ヒグマ出没対応に追われる日々が(ほぼ)終わってトド調査を開始すると、個人的には冬の訪れを強く感じます。 いつものポイントに到…
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黒いカモ
最近、知り合いのサーファーの方に「冬になると群れで来る黒い水鳥は何か?」と聞かれましたが、どうもこの黒いカモのようです。 これはクロガモと言います。(そのまんまの名前ですね) 全身黒ではなく、クチ…
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凍った涙
フレペの滝は地下水が断崖から染み出て滝になっている場所です。 しとしとと流れる様子から、乙女の涙と呼ばれています。 冬になるとこの涙は凍って青白い氷になるのですが、最近の寒気のおかげでだいぶ凍…
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落葉のあと
落葉樹は秋になると葉を落とし、来春に備えて休眠します。 知床では11月から4月までのほぼ半年間、森は冬枯れの姿です。 冬枯れの森は寂しい感じですが、葉がなくなったから見えやすいもの、見つけやすいも…
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オオワシをのぞく時、オオワシもまたこちらをのぞいている
知床の河川沿いでオオワシが見られるようになりました。 まだ河川にシロザケが残っているため、それを食べに集まってきているのでしょう。 この時は河畔林にオオワシ8羽、オジロワシ1羽を確認することが…
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獣はフレンズ
冬の到来で多くの植物は落葉したり枯れたりしてしまいました。あるものは地上部を捨てて根っこで休眠し、あるものは種子を散布して死滅します。 本体が枯れても種子を残せれば植物は目的を果たせます。 雪…
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冬の生き物たちに思いをはせる
ようやく冬らしくなってきた最近の知床です。 道路は雪で覆われ、海から吹く風はとても冷たいです。 昼間でも雪がちらつくことが多くなり、ようやく本来の北海道らしくなってきたなぁとホッとします。 やは…
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寄生の果実
今年の5月に寄生木(ヤドリギ)の話を書きました。 ヤドリギは樹木に寄生する樹木で、宿主の樹の枝から球状に枝を伸ばします。 5月中は目立たない花が咲いていたのですが、今はかわいい果実がついています。…
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秋と冬の境界
地球は時速1,600kmで回転していて、時速108,000kmで太陽の周りをまわっているそうです。 私達も1秒後には全然違う場所にいるはずなのですが、その自覚はありません。 ただ季節の移ろいを見る…
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カワアイサとウミアイサ
11月です。寒い日が続きます。 天気のいい日だからと張り切って海へ行くと、吹く風のあまりの冷たさに縮こまってしまう、そんなこの頃です。すでに夏は望郷の彼方に… なので、鳥を見に行くのも…
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冬の水鳥
紅葉の時期も終わり、山も街も寒々しい雰囲気に変わってきました。 知床峠もカムイワッカも冬期閉鎖、五湖ももうすぐ閉園となります。11月はいつ雪が降ってもおかしくないし、行ける場所も限られてくるので観光…
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北極圏よりの使者
先日、シロカモメを見つけました。 残念ながら死亡していましたが。道路沿いであるのと頸椎が折れていたので、交通事故だと考えられました。 シロカモメは冬になるとユーラシア大陸の方から渡ってくる日本…
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恋するオショロコマ
サケ科魚類というと、サクラマス、カラフトマス、シロザケが印象的ですが、知床の河川にはオショロコマというサケ科魚類が生息しています。 カラフトマスやシロザケの遡上と産卵は一大イベントとして人間にも認識…
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青いキノコ
私の名前はロクショウグサレキン。 これでもキノコです。 長ったらしい名前ですが、木を緑青(ロクショウ)色に染めて、腐らせる(クサレ)という由来があります。なんとも率直な名前です。 秋になると2~…
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荒波とシノリガモ
秋が終わりに近づいてきています。 あちこちの湖では渡り鳥達が到来し、どんどん賑わってきました。楽しい季節の始まりですね! こないだ斜里でもハクチョウを見かけましたし、網走にもカモメ…
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コケの秋がきた。
ジャゴケ、漢字で書くと「蛇苔」。 名前の由来は見てのとおり表面がヘビの鱗に似ているからだそうです。なるほど、覚えやすい名前です。 先日、近くで観察すると雌器托がぽっこりと顔を出していました。秋です…
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冠雪と朝焼けの知床連山
最近、めっきり冷えてきました。日中はそうでもありませんが夜は冷えます。 今朝も寒いと思っていたら、それもそのはず。知床連山にうっすら雪が積っていました。 ああ、そろそろタイヤ交換しなきゃな、と…
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ギンザンマシコとの出会い
休日に羅臼湖へ行ってきました。 今の時期はバスが運行していないので、知床峠に車を停めて40分ほど歩きます。 心地よい秋の日差しの中を、鳥のさえずりに耳をすませながら歩きます。車どおりは少なく、たま…
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スイミング・デッド
8月にカラフトマスが川に遡上したという記事を書きましたが、10月はカラフトマスの命が尽きる季節です。 シーズン初めに遡上したカラフトマスは産卵し終えて死亡し、その骸は川底や川岸で朽ち果てるのを待って…
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シーズン・イン・ザ・サワ
今年は列島各地で強烈な猛暑が続きましたが、さすがに9月も後半、涼しいを通り越して若干肌寒い日も増えてきました。身体を動かすならこれぐらいの気温が気持ちがいいですね。山々は紅葉が始まり、行楽にうってつけ…
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タヌキ、アライグマ
最近、日が沈むのがとても早くなりました。6時なんてもう真っ暗ですね。 休日、遠出した時なんかは、家路の途中で暗闇とまぶしいライトのコントラストが強すぎてかなり目が疲れます。仕方がないですが・・・。 …